2016年08月07日 配信

 8/7(日)海神に「かいじんこども食堂」オープン

中学生まで無料で昼食を提供

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 海神にある船橋聖書バプテスト教会(船橋市海神3-23-63)を利用して、「かいじんこども食堂」が8月5日、オープンした。

 市内に住むおかどふみこさんが中心となり、おかどさんの思いに共感した友人ら15人のメンバーで企画。「昨年、1人で食事をしたり栄養が十分に行き届いていない子どもたちがいることを知り、胸を痛め、自分たちにも何かできないかと思いオープンすることにしました」とおかどさん。

 おかどさん自身も戦時中に父親のいない家庭で育ち、1人の食事がさみしかった経験があるという。給食のない夏休みにオープンすることを目標に、半年以上前から準備してきた。

 こども食堂は10時から15時まで開放し、昼食の提供以外にも読書や夏休みの宿題などをすることも可能。「一緒に卵を割ったり、野菜を切ったり、そういう体験もさせてあげたい」と話す。元教師のメンバーもいるので宿題をみてあげることもできる。昼食代は中学生までは無料、高校生以上は300円。

 昼食の材料はメンバーがそれぞれ知り合いなどを通して調達したり、農業センターやフードバンクを利用したりして集めている。またメンバーの1人が船橋の歌手山口のり子さんのマネージャーをしていることから、山口さんのチャリティーコンサートで集まったチャリティー金の一部を充ててもらうようお願いしたという。

 昼食のメニューは何度も練習、試食し、「主婦の集まりなので、あるものでバランスよくメニューを考えました」とメンバーの土谷茂代さん。同日はピラフ、豚肉のしょうが焼き、目玉焼き、枝豆、ナスのおひたしなど季節のメニューがずらりと並んでいた。次回以降も鶏そぼろや、揚げナスと鶏のぶっかけ麺、ドライカレーなどを検討しているという。

 「お母さんと一緒に来てもいいし、多くの子どもたちに利用してほしいです。地域のお年寄りの方も大歓迎」とおかどさん。「今回は9月1日までの5回限定ですが、今後は定期的にオープンしていきたい」とも。

 次回以降は、8月12日、18日、25日、9月1日(昼食のみ)に開催予定。問合せはおかどさん(TEL080-5050-0152)。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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