2017年12月05日 配信

12/5(火)東船橋駅南口に「まちのキャンピングカー屋さん」
ペットOKの車両も。キャンピングカーレンタルの専門店

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 総武線東船橋駅南口、洋菓子店シュガーシャック(船橋市東船橋)前の駐車場に大型のキャンピングカーが留まっているのが、近隣住民の間で「店なんかないのにキャンピングカーレンタルって書いてある」とSNSや口コミなどを中心に小さな盛り上がりをみせている。

 キャンピングカーの持ち主は、今年4月7日にシュガーシャック2階に開業したキャンピングカーレンタルの専門店「まちのキャンピングカー屋さん」(東船橋1-23-13 TEL047-455-8511)。

 目の前の駐車場にレンタカー車両を駐車しているのだが、通りがかりの人々はキャンピングカーの存在だけ気が付き、アパートの2階にある同社看板には目が向かないので「どこで借りるの?」と周囲を見回すようだ。

 同社の代表は、町野泰弘さん(46)。46歳の誕生日に同社を開業した。元々は、水族館やプールなどの大型ポンプを扱う商社で働いていた町野さん、キャンピングカー旅の楽しさを伝えたいと前職を退職した。

 きっかけは、43歳の時に飼い始めた2頭の犬「いろは」「あおい」。それまで夫婦二人で国内外問わず頻繁に旅行に出かけていたのだが、ペットを飼い始めた途端に「ホテルが取れない」「取れても宿泊料金が高い」「結構汚れている…」という現状で、不便を身に染みて感じていた。

 そんな時、先輩の勧めで犬連れでキャンピングカーに乗って旅行したところ、「楽しくて楽しくて。旅行に出かける機会も以前より増えたくらいです」と、良さを実感。「もっと、お客さんの身近で役に立てる仕事をしたい」と、以前から考えていた町野さんにとって独立を決断した強烈な体験だった。

 2011年の東日本大震災後、復興の進む東北地方の水族館に仕事で出向いた際、キャンピングカーが住居の代わりに機能しているのを目の当たりにしていたこともあって、キャンピングカーのことが頭から離れなかった。人の役に立てて、自信をもって進められるキャンピングカーは理想の商材だった。

 東船橋在住18年。地元の人たちにキャンピングカーの楽しさを知ってもらいたいという思いから同所での独立を決断。苗字が「町野」だったこともあって「地域密着の」という意味を込め、「まちのキャンピングカー屋さん」という屋号でスタート、「ひがふなフェスタ」などの地域イベントにも積極的に参加している。

 最初は、自分のようにペット連れで出かけたいけど出かけられない人の為にと思って起業したが、「子どもを一度で良いからキャンピングカーに乗せてやりたかった」というお父さんの笑顔にふれるうちに、ペットOKの車両が逆に少なくなったという。今後は、「合同でのキャンプイベントなども企画していきたい」などキャンピングカーの楽しさを実感できる企画も検討中だ。

 現在所有している車両は3台。7人乗りの「ヴォーンズィーベン」「クレソンボヤージュ」は、平日24時間で2万4000円~(週末2万9000円~)。6人乗りの小型キャンピングカー「アミティ」で平日1万9000円~(週末2万4000円~)。ハイシーズン(GWや夏休みや年末年始)は、別途料金設定あり。

 営業時間は、基本10時~18時。定休日は火曜日で設定しているが出発や帰宅の時間によって先に電話(TEL047-455-8511)で連絡をすれば柔軟に対応するという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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