2018年02月07日 配信

2/7(水)市立船橋高校で創立60周年記念式典
記念講演講師にOBでスポーツ長長官の鈴木大地さん

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※写真提供船橋市役所広報課  

 多くのスポーツ選手を輩出している名門校として全国的に知名度のある市立船橋高校が1月31日、創立60周年を迎えた記念に「記念式典」を実施、1988年ソウル五輪金メダリストでスポーツ長の長官・鈴木大地さんがお祝いに駆け付け「記念講演」で講師を務めた。

 同校は、昭和32(1957)年4月、普通科2学級、商業科2学級で創立。昭和56年に体育科を増設。現在3学年合わせ、生徒数が1211人となる市内最大規模の高校。スポーツの分野では、サッカーで元柏レイソルエースで現在の北島秀朗、野球では、ソフトバンク岩崎翔選手などトップアスリートを多数輩出している。

 この日は、一部の記念式典が同校OB会会長で創立60周年記念事業実行委員会実行委員長の森田雅巳さんからのあいさつで幕を開け、赤熊一英校長の式辞、来賓のあいさつ、生徒代表の大熊みゆきさんからのあいさつと続いて、校歌斉唱で幕を閉じた。

 二部の記念講演では「後輩諸君へ」~2020年東京オリンピック・パラリンピックに思う~と題したテーマで鈴木大地さんが登壇、1200人を超える後輩たちの前で熱のこもった講演を行った。

 講演の中で鈴木さんは、「世界で勝つためには自分に勝たないとならない。どうしても練習をさぼりたくなる時、ライバルの選手はどうしているかを想像し、やる気を振り絞る」と自分を奮起させるコツを伝授した。

 さらに、エリート人生を歩んできた選手生活の最後で心技体が揃わずに負けてしまった挫折にふれ、その後教育者としての道を選んだ時、この経験が役立ったことを話し、思い通りにいかない時に相手の身に立って考えることの大切さ、スポーツを通じて人間力を鍛えることの重要性を語った。

 講演の最後に生徒からの「金メダルの実感は?」との質問に対し、「金メダルのかかったレース、相手選手から握手を求められた。互いに尊敬し合って、素直に認めあえる。ここまで来るのにどれだけの時間と努力をしてきたかお互いにわかる」とソウル五輪決勝レース直前のワンシーンを振り返った。

 記念講演のあと、建て替えしたばかりの第三体育館のお披露目を兼ねて地下2階の多目的ホールで吹奏楽部のオリジナル演目「吹劇」を披露。1階にあがり、体操部によるデモンストレーションを来賓者・来場者らに披露した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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