7/25(火)千葉商大生と福島の「ままカフェ」のオリジナルコーヒー「CUCブレンド」販売
心の復興につなげるために
右端が勅使河原准教授 |
千葉商科大学人間社会学部の勅使河原隆行准教授ゼミナールの学生と福島県のママたちとコラボして開発したオリジナルコーヒー「CUCブレンド」が7月12日から販売を開始し、7月23日の「真間あんどん祭り」(真間山弘法寺 市川市真間4-9-1)で販売した。
ふくしま子ども支援センターは、東日本大震災後の親子支援に取り組んでおり、その中の1つの事業として「ままカフェ」がある。「ままカフェ」とは避難先から福島県に戻ったママたちが生活や子育てなどについて話し合う場所として、2013年から始めた企画。
市川市内の自主避難者との交流や支援が少ないことから、同ゼミでは勅使河原准教授が中心となり、同大学近くに避難しているママたちを対象に「ままカフェ@千葉商科大学」を2015年から開催。3年目となる今年の3月にも開催した。
3月に開催された「ままカフェ」で「今まで支援を受ける側だったけれど、自分たちが発信する側になっていきたいし、社会にも貢献してきたいというママたちの話があった。その中で、一緒に何か形にしたいという話になり、カフェといえばコーヒーなので、オリジナルコーヒーを販売することに決まりました」と同大学3年の魚住健介さん。
4月から、同ゼミの2年から4年の39人とふくしまのママたちが平野珈琲(市川市市川2-30-25)と協力して試飲を重ね、オリジナルブレンドコーヒーを作り上げた。豆はブラジルをベースに4種類をブレンド。コーヒーは手軽に飲めるようにと、バッグ形式を採用。学生がラベルをデザインし、ラベル貼りやパッケージ箱の組み立てなどもすべて学生が行った。
「CUCブレンド」は1袋120円、10袋入りのギフトボックス(1,200円)も用意。販売場所は株式会社CUCサポート (市川市国府台1-5-24)、平野珈琲 、ふくしま子ども支援センター(福島市太田町17−8)の3カ所。12月上旬に幕張イオンで開催する「エンジョイ東北」に出店予定の他、イベントに合わせて販売していきたいという。
今回販売するコーヒーパックは1000個。今後の反響を見て第2弾も考えていく予定だという。「学生もママたちもコーヒーをきっかけに積極的に社会と関わることで、社会に貢献する意識の向上につながると思う」と勅使河原准教授。
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