2017年06月22日 配信

6/22(木)前原に小さな隠れ家・Cafe279がオープン
人と人をつなぐ(279)場所に

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 前原団地そばに小さな隠れ家カフェ「Cafe279」(船橋市前原西4-29-1, TEL 047-493-3238)が5月29日にオープンした。 

 住宅街の歩道際に立つ交通標識を模したスタイリッシュな白い看板が目印だが、歩道からはカフェは見えない。奥へと続く小道を進むとウッドデッキの向こうに大きな白枠のガラス戸が来店客を迎える。 

 20坪の店内は白い壁と木を基調にし、アットホームな空間を演出している。テーブルは3卓で椅子は14席。1卓はソファーの為、小さい子ども連れでも利用しやすい店内になっている。奥のキッチンに面するカウンターは3席。外のデッキはテーブル席とカウンターで合わせて8席。犬連れでも一緒に食事ができる。 

 「人と人、人と物、人と体験が出会える場所になればという思いを込めました」と話すのは、船橋生まれの船橋育ちの店長・原口康子さん。一時は都内に住んだこともあるが、仕事の都合で実家の貸家だった現在の場所に移り住んだ。長女が小学生の時にハンドメイドにはまり、友人たちと場所を探してはワンデーショップなどを開いてきた。

 場所探しに苦労し「いつか自宅で何かできたら」と思い続けてきた。子どもが手のかからない年ごろになり、ようやく自宅に隣接ようなかたちでカフェをオープンした。原口さんは飲食業の経験は全くなかったが、子育てのかたわら専門学校に通いカフェ開店の準備をした。

 食事メニューは2種類の「グルメマフィンランチ」(各1,100円)と「スパイシーな無水カレーランチ」(1,200円)の3種類。米は千葉県産の無農薬コシヒカリ「たくまの米」を使い、野菜は地元農家と契約して地産地消を目指している。「食材によりメニューは変わります。マフィンは好評です」と原口さん。

 「Café279」では特にコーヒーにこだわりがあり、量産されない希少豆であるスペシャルティーコーヒーを1杯ずつハンドドリップで入れている。コーヒー豆は鮮度が大切と、フレッシュな豆を仕入れるようにしている。現在提供しているのは「コロンビア トトロ アース」と「ホンジュラス レイナメルセデス アース」(各500円)の2種類で、季節により種類は変わる。他にも、エスプレッソコーヒーマシンでいれる「279ブレンド(アメリカーノ)」(450円)、カフェラテ、エスプレッソなど、ドリンクメニューも豊富に用意する。

 「自分の子どもが小さかったころは、子連れで入れる店は少なかった。子育て世代のお母さんたちが1時間だけでも日常を忘れられる空間でくつろいで、明日もがんばろうと思ってもらえれば」と原口さん。親子でゆったり過ごせるようにたくさんの絵本が壁の本棚に置かれている。

 7月には庭に6畳ほどの広さの小屋が完成予定で、そこでワークショップやハンドメイドの販売、子どもたちの学習スペース、レンタルスペースなどにしていきたという。「オープンして間もないけれど「Café279」で知らない人同士が出会い、つながっていくのを目の当たりにしている」と原口さんはうれしそうに話す。

 営業時間は10時~17時。土日定休。ランチは11時から食材がなくなるまで。駐車場は1台有り、ランチの予約可。

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 手作りのモカモカマフィン ハンドドリップでいれるコーヒー
   
   
   
   
   
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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