2017年05月09日 配信

5/9(火)ふなばし街歩き「早起きは三文の得!コース」
目玉は二所ノ関部屋の朝稽古見学

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 船橋市観光協会認証「ふなばし街歩きネットワーク」主催で5月6日、JR武蔵野線船橋法典駅をスタート地点とし「早起きは三文の得!コース」の健康街歩きイベントが開かれた。

 同ネットワークは船橋市観光協会の呼びかけでできた市民による組織。街歩きによるガイドなどで「観光まちづくり」を進め、豊かな郷土としての船橋、魅力あふれる船橋の実現を目的として活動している。同早起きコースは2年前から始まった、年間平均3回行われている街歩きイベントだ。

 朝7時30分、JR武蔵野線船橋法典駅に参加者27人、スタッフ7人が集合。船橋法典駅をスタートし、まず駅からすぐ近くの藤井牧場へ。「こんな駅から近い場所に牛がいるなんて」と驚く参加者も。同牧場は牛約80頭ほどを牛舎で家畜している酪農場。千葉北部酪農農業協同組合に収める牛乳は、「八千代牛乳」のブランドで生協での販売や学校給食でも飲まれている。

 次に向かったのが今回のイベントの目玉、9代松ヶ根親方(元大関・若嶋津)の二所ノ関部屋(船橋市古作4-13-1)。迫力ある朝稽古の見学に、「楽しみにしていました」と話す参加者の男性。同親方が現役を引退後、二子山部屋の部屋付き親方となり、分家独立し松ヶ根部屋を創設。平成26年に二所ノ関を襲名し、部屋も改称して二所ノ関部屋を再興した。

 それから行田西公園へ向かい、鉄橋を渡り行田東公園へ。西公園から東公園へ渡る鉄橋からはかつて200メートルの無線塔があった場所を見下ろせた。5月下旬が見ごろと言われているユリの花は同日には樹木の上部で咲くという花がちらほら開き、撮影のためカメラを上空へ向ける人も多かった。

 行田公園から一度外周道路へ出ると、海軍の文字が刻まれた石碑の場所へ。諏訪神社の近くで、「外周を走る道路のこの部分だけきれいな弧を描いていないのは、諏訪神社があるからなんです」と説明するスタッフ。 

 再度行田公園内に入り、ラジオ体操と「里の秋」「月の砂漠」「手のひらを太陽に」の船橋や千葉に関わりのある3曲を歌い、最終目的地の「ふなっこ畑」へ。ふなっこ畑へ行く手前の「船橋無線塔記念碑」では「船橋の魅力を感じていただけましたか?埋もれている魅力をぜひとも掘り起こしていただきたい」と、同会スタッフ。

 ふなっこ畑に着くと、お土産の小松菜が参加者全員に手渡された。ふるさと案内マイスターで、今コースを仕切るチームの代表である渡貫正利さんからは、「今日のイベントは毎回大人気で、告知後すぐに定員を超える反響がありました。これからもいろいろなコースを用意していきますので、ぜひまたみなさんご参加ください」とあいさつがあった。

 参加者の女性・松本さんは、「船橋のことがもっと知りたくて、今回このコースに初参加しました」と話し、市内上山町から参加の岡野さん一家は「とても面白かった。近くに住んでいても知らないことがあり、満足した」と笑顔を見せた。

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無線塔の説明をする渡貫さん ユリの花
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

大西俊子

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