2021年05月30日 配信

経済産業省・中小企業庁が全国に設置している経営相談所「よろず支援拠点」。県内の事業者であれば経営相談ができるのが特徴だ。今回はコロナ禍で変貌を求められている食に携わる事業者の相談を紹介する。

飲食店にまつわるコロナ禍での変化

 飲食事業を行う小規模事業者は、新型コロナウイルスの蔓延後、大きな転換期を求められている。以前から「集客」「売上」「業務効率化」などの相談数は多かったが「テイクアウト関連」「業態変更」など、コロナ禍で新しいチャレンジなどの検討、相談希望者が増加した。「飲食店は世の中のトレンドとも密着しているため、状況の変化は止まることがない。〝些細なこと〞と思っていることが、後に大きな経営課題へ変化する場合もあるので小さな問題でも早めに相談してほしい」と元飲食店経営者だった星野コーディネーターは話す。長年の飲食店勤務経験から食にまつわる事業を経営する山崎コーディネーターは「テイクアウトなどコロナ対応策などの相談と同時に、飲食業界内でのトレンドも教えてほしいという相談も増えました」と話す。

飲食店だけでなく農家さんの支援も

 飲食事業を行う小規模事業者は、新型コロナウイルスの蔓延後、大きな転換期を求められている。以前から「飲食店と直接つながっている農家さんは大きな影響が出ているが、農作物自体の売上は逆に増えている」と、農業従事者との結びつきの強い森脇コーディネーターは言う。「各地域内で開催されるマルシェも中止が相次いだため、販路を求め、インターネットを介し、個人と直接繋がることにチャレンジする事業者が増加しています。それに伴い、加工品の製造や商品パンフレットなどの相談を希望する方も大変多くなりました」とも。

展示会イベントに向けた実践的な相談

 千葉県では幕張メッセにて「スーパーマーケットトレードショー」と「FOODEX」という国内最大級の食品・飲食総合展示会が開催されてきたが、コロナ禍ではオンライン開催など開催形式の変化が著しく、この傾向はまだ当面は続く。

 「毎年開催されている県内5信用金庫合同の『しんきん食の商談会』も昨年からカタログ商談会に変更となりました。今後は今までとは違うノウハウが確実に必要になりますので、商談会参加事業者はもちろん、食に携わる事業者が有益となるような情報発信を行っていく予定です」と星野コーディネーター。

無料で事業の悩みを個別に相談する

 「千葉県よろず支援拠点」ではさまざまな経営相談に対応できるよう20人の専門分野に精通したコーディネーターが在籍し、税務や法務、労務なども士業の専門家が個別に対応する。「千葉県よろず支援拠点」フェイスブックページを覗いてみてはいかがだろうか。

コーディネーター星野 将一さん
プロフィール 中小企業診断士であり飲食店を複数店舗を運営した経験があり、飲食店の出店サポート、資金調達、オペレーション改善などの支
援も行う。


コーディネーター山崎 友香さん
プロフィール 食に関わるさまざまな経験と、首都圏の食関係のバイヤーとの広いネットワークを活かし、首都圏と地域食材の架け橋となる事業を行っている。


コーディネーター森脇 菜採さん
プロフィール 地域の農産物のPRや6次化支援、農家同士のマッチングや農家と飲食店、企業、消費者とのマッチングなどを多数行う。

\創業から、売上アップ、コロナのお困り事など、あらゆる経営相談に対応します!/

千葉県よろず支援拠点
中小企業庁 千葉県よろず支援拠点
(公益財団法人千葉県産業振興センター内)
〒261-7123 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBG マリブイースト23F
電話:043-299-2921 FAX:043-299-3411
【電話相談対応時間】平日 9:00 ~ 17:00
千葉県よろず支援拠点公式Facebookページ https://www.facebook.com/chibayorozu

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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