国(経済産業省・中小企業庁)が全国に設置している無料経営相談所。各種の経営相談に対応できるよう22人の専門家(コーディネーター)が所属しています。このコンテンツでは「よろず支援拠点」にどんな相談をすることができるのかを紹介していきます。
情報発信、SNS活用の専門家・志鎌さん
志鎌さんは大卒後、北海道で教員に。結婚で退職しウェブ制作企業に就職。この経験を活かし独立、2002年にウェブ制作事業で法人化。妊娠・出産で事業譲渡し2003年に個人事業に。子育てと在宅ワーカーと並行し企業の支援などで経験を積む。2018年から千葉県産業振興センターの専門家として登録し無料ソフト「ジンドゥー(Jimdo)」を活用したホームページ制作、SNS活用の情報発信などで相談者を支援している。
実店舗から通販へマグロ卸事業者の挑戦
公津の杜駅近くでマグロのおいしい食べ方を紹介する専門店「MAGUROBISTROWA-FU」を経営していた株式会社ベイシス(親会社は水産輸入・加工販売業の株式会社古内水産)。これまでBtoBで成長を遂げてきた同グループにとって念願のBtoC進出だった。「これから」というタイミングにシェフの急病で閉店。ノウハウはなかったが通販事業進出を決めた。飲食事業を開始した時に相談し尽力を受けた千葉県よろず支援拠点に相談すれば「必ず道が拓ける」と兼田さんの胸には試算があった。
「主婦の趣味」からの脱却、「職人」へ
子どもの頃からモノ作りが大好きだった反町さん。子どもが生まれると「ハレの日」のドレスや自身の普段着を制作するように。「私のも作って」と友人の声で作家として稼働。
齢を重ねるとともに和服への興味が増し、着付師の資格を取得。「着物をもっと身近にしたい」との思いが強くなり「普段着の時にも和の要素を」と、普段使いできる雑貨なども手掛けるようになった。和のテイストが織り込まれたオリジナル雑貨や小物は友人の間で評判になったが、もう一歩突き抜けたいという悩みを抱えていた。
情報発信でブレイクスルー
「パッケージデザインから商品コンセプトの立案、味見まで協力してもらった。未経験で臨んだ弊社のECサイト事業。商品パッケージ、セット内容から商品の味見まで丁寧に対応してもらった」と、ベイシス代表の兼田さん。「定期的に連絡をくれ、その後のフォローも気にしてくれるのがありがたい」とも。同社は今春ECサイトでの販売を開始した。
反町さんの案件では、ウェブページのコンセプト見直しからブランディング、SNS活用についてアドバイス。千葉県よろず支援拠点では、相談者のニーズや現状把握、今後の目標をヒアリングし、コーディネーターの経験や得意分野からチームを組んで支援にあたり事業が走り出せるまで伴走している。
コーディネーター 志鎌真奈美さん
https://yorozu.ccjc-net.or.jp/intro-2/shikama-manami/
プロフィール【経歴】北海道函館市生まれ。北海道で小中学校の教員として勤務。結婚し東京へ、ソフトウエア会社勤務の後2002年独立。WEB制作、企画、システム構築などに従事。よろず支援拠点ではWEBマーケティングやデザインのセミナーも開催。著書に「無料で始めるネットショップ作成&運営&集客がぜんぶわかる」「webデザイナーのためのJimdoスタイルブック」など
【趣味】サッカー観戦、旅・出張、スタンプ集め
相談者 反町優紀さん
https://wa-remake.shopinfo.jp/
プロフィール 北海道旭川市出身。結婚後、夫に合わせ横浜、福岡と転勤。2019年船橋に転入。「着物をもっと身近に」と始めた作品が着物リメイクアーティストとして注目を集め「日月堂」を立ち上げる。
相談者 株式会社ベイシス(代表:兼田基行さん)
https://mb-wa-fu.com/
プロフィール 平成27(2015)年創業。公津の杜駅近くにマグロ専門店MAGUROBISTRO WA-FU(まぐろびすとろわーふ)開業。通販事業立ち上げのため千葉県よろず支援拠点に相談。
\ 創業から、売上アップ、コロナのお困り事など、あらゆる経営相談に対応します!/
千葉県よろず支援拠点
問い合わせ先
中小企業庁 千葉県よろず支援拠点
(公益財団法人千葉県産業振興センター内)
〒261-7123 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBG マリブイースト23F
電話:043-299-2921 FAX:043-299-3411
【電話相談対応時間】平日 9:00 ~ 17:00
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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