海藻・小魚などの専門製造卸、惣菜製造・販売
株式会社リアス/有限会社たまも

工場に併設する店舗にて。弁当や惣菜のほか、全国の良質な販売店から集めた乾物や調味料なども扱っている。「海藻の調理方法などはお気軽にスタッフに聞いてくださいね」と坂詰萌さんと高橋革さん

　今回ご紹介するMyFunaサポーター企業は、船橋市北部・八木が谷で、昭和40年代から海藻専門で事業を営んできた株式会社リアスをご紹介します。現在では販売店「海藻専門店たまも」も構え、惣菜・弁当の製造・販売にも力を入れている企業さんです。

国内自給率アップを目指し生産者と消費者をつなぐ

　船橋市八木が谷地区の商店街と住宅地の境いに町工場のような建物がある。それが昭和40年代から続く、海藻専門の製造卸業を営む「リアス」。同社は「塩蔵わかめ」を販売する「坂詰海藻」としてスタートし、生協との取引を中心に急成長。1987年、株式会社リアスに社名を変更した。1997年、インターネットショップ「楽天市場」の創業間もないころに同社店舗を出店すると、メールマガジンを活用した商品販売が大ヒット、さらに成長を遂げた。1999年、有限会社たまもを設立し、小売店「玉藻屋」(現・「海藻専門店たまも」)をオープンし、工場に併設するショップを構えた。

　2011年、東日本大震災のときには三陸わかめの供給がストップするなど打撃を受けたが、生産者を支援したいという「たまも」代表・坂詰和仁さんは、国産わかめの供給にこだわり続け、生産者・販売者・消費者の絆を深めるべく、復興支援にも力を注いだ。現在もその絆を深めるべく愛車「絆号」に乗り込み、全国の販売店を行脚し、国産わかめの魅力を伝え歩いている。

惣菜や商品を通じて地域の人にも愛される店に

　「店には全国からの、体によくておいしいものがそろっています」と店舗スタッフ。乾物だけでなく、弁当や惣菜も販売し、最近では小・中学校や梨農家からの弁当注文も増え、近隣との絆も深めている。

最近では、工場見学の受け入れを再開。最低催行人数10人、見学無料、弁当付き。詳しくはリアスまで問合せを

たまも代表の坂詰和仁さん(前列一番右)と三陸わかめの生産者たち。坂詰さんは、生産者たちの思いを商品にのせ、販売店、消費者へとつないでいる

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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