2022年04月10日 配信

海苔の製造・卸販売、小売り
船福


本店・店舗内には旧店舗の看板が。写真上、左の男性が篠田貢一さん。

 今回ご紹介するMyFunaサポーター企業は、約100年前となる1921年に創業、1952年からは海苔問屋に。さらに現在は海苔の製造・販売もする「船福」さんをご紹介します。

「船福」の始まりは漁師。昭和27年から乾海苔問屋に

 現在、同社の海苔は「ふなばしセレクション」認証商品に選ばれ、海苔の卸・小売り販売というイメージが強い「船福」。ですが、同社代表・篠田貢一さんは、「私の曽々祖父・篠田弥助は、当時、現在の浜町あたりでアサリなどを採る漁師をしていたそうです。その家に生まれた曽祖父・福松が、海老川で漁師を始め、そのときの屋号が『船福』だったそうです」と同社の歴史を話す。その後、貢一さんの祖父である五郎さんが「船福」を継承すると、当時、三番瀬に広まってきた海苔の養殖に着目。昭和27年に乾海苔問屋、株式会社船福が誕生しました。

周囲への感謝を忘れずにサービスを通じ地域貢献を

 設立当時は、現在の船橋駅南口からほど近い場所に店舗を構えていました(写真下)。その後、駅北口に製造所と店舗を兼ねた現在の建物で営業を続けています。店舗での販売のほか、同社の海苔は百貨店などにも卸し、贈答品としても知られています。

 「もっと気軽に私たちの海苔を知ってもらいたくて、約17年前におにぎりの販売を始めました」と貢一さん。現在の同社会長・篠田好造さんは「常に周りのすべてのものに感謝しなくては。これからも地域社会への貢献に努めたい」と話します。

写真上が海苔問屋を始めたころの店舗。現在は写真下の船橋駅北口のクリーム色の建物が店舗兼加工場となっている


「船橋本店」では贈答用から「きず海苔」などリーズナブルな海苔も販売する


旧店舗時代から同店にあるというタヌキの「ぽんぷくくん」。季節により衣装が変わり、この衣装は貢一さんの奥さんがハンドメイドしているものもある

船福
法人名:株式会社船福
代表:篠田貢一さん
住所:船橋市本町6-21-1
電話:047-423-2729
創業:1921 年
従業員数:約35 人
事業内容:海苔の製造、卸販売、小売り

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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