2021年04月01日 配信

ビル管理運営、印紙・切手販売、コーヒー豆の焙煎・販売、貿易コンサルティング業務
大塚商店

今回ご紹介するMyFunaサポーター企業は、明治42年から変わらない場所で商売を続けている大塚商店さん。津田沼駅北口の移り変わりとともに、事業も変えながら100年以上続いてきた同社。街とともに歩み続けるのに、大切なこととはどんなことなのでしょうか。


右から、現在、船橋市前原商店会の会長を務める大塚智明さん、前列は智明さんの父であり、現在の代表・明彦さんと妻の玉江さん。後列は明彦さんの弟・専務の勇さんと勇さんの妻・洲美子さん。4人は仲良くおしゃべりしながら、ビル内にある切手・ハンコ販売店の店番をしている

明治時代から商店として津田沼を見守る

 JR津田沼駅北口の一画に建つ「大塚ビル」の管理・運営をしている大塚商店。現在は、ビル管理のほか、1階ではコーヒー店を営み、切手とハンコを販売する店舗も持つなど、さまざまな事業を展開しています。しかし、同社の創業は明治42年。もう100年以上前からこの場所で商いを続けているんです。

 創業当時は郵便業務をしていたほか、金物店でもありました。その後、郵便業務と小売店業務を分け、大塚鎮しず之輔さんが「大塚商店」として小売店業務を継承。現在、同社代表を務めているのが鎮之輔さんの息子・明彦さん(83)。以前は貿易会社に勤めていた明彦さんの長男・智明さんも、現在は明彦さんのそばで、生まれ育った津田沼の街を毎日見守っています。

 「上の階だと、街の様子や変化に気づきにくいんです。やはり地べたに居ながら肌で街を感じたいものです」と智明さんはコーヒー店の外の景色をチェックします。

街並みが変わっても「やっぱりあった」を残したい

 「この先も100年続く会社にしていきたい」と智明さん。「時代の流れで、人も街も変わります。経営を続けていくためには、やはり求められるものに対応しなければ。この先、街並みが変わっていったとしても『やっぱりここに、これがあったか』という存在になれたらいいなと思います」と智明さんは話します。


▲上は明治42年に大塚豊三・たき夫妻が創業した「亀屋大塚商店」の写真
▼昭和38年に大塚鎮之輔さんが会社を設立して業務を引き継いだ「大塚商店」


コーヒーの商品名が「船橋」「津田沼」「習志野」といったコーヒーバッグも販売する

企業概要
企業名:有限会社大塚商店
代表:大塚明彦さん
住所:船橋市前原西2-13-13 大塚ビル
電話:047-472-2406
従業員数:社員5人
事業内容:
大塚ビルの管理運営のほか、タバコ、切手・印紙の販売、貿易コンサルティング業務をするほか、「珈琲豆のおおつか」としてコーヒー豆の焙煎・製造、喫茶店経営も行っている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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