2016年06月01日 配信

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全国的に増え続け、多くの市民が利用し始めているレンタル農園。今回は、船橋市内のレンタル農園情報や収穫体験イベントなどを一挙ご紹介!

船橋市は都市でありながらも、千葉県内の農業産出額ランキング(「千葉県農林水産業の動向平成お年度版」より)によると、県内M市町村のうちげ位に位置している。このランキングで上位を占めているのは、旭市、香取市、銚子市、山武市など、農地が多い地域。都市農業が盛んな市とはいえ、農家以外に自らの農地を持っている市民は多くはない。まして、自ら野菜を育てるためには、それなりの時間も知識も必要だ。そんななか近ごろ増えているのが「体験農園」や「レンタル農園」といった、農家のアドバイスを受けながら、決められた区画で野菜を育てるというもの。さらに、小さな子どもと一緒に家族で楽しみながら参加できる「農業体験イベント」も各地で開催されている。農業の盛んな船橋市民だからこそ、ぜひ、畑に出向いて、船橋での野菜作りを楽しみたい。

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ふるさと農園とは、市民にレクリエーションの場を提供し、農業への理解を深めてもらうことを目的に開園。船橋農水産課が開園に協力している。

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船橋市では、昭和臼年に西船橋で第1号、が誕生。その後、閉園と開園を繰り返し、現在は市内円力所で展開。1年ごとの契約となるが 、翌年も引き続き継続したい場合は、最長5年間同じ区画を使用できる。募集は、毎年広報ふなぱし2月1日号と 4月1日号で告知している。空きが出た際、まれに募集することもある。

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インタビュー
201606_nougyou_01c.jpg 平日は都内で勤務している梅田道夫さんは、週末に作業に訪れている。現在はトマトやジャガイモをはじめ、パクチーなども育てている。「自分のところで採れるので、葉もの野菜は買わなくなりました」と梅田さん。「区画がちょっと小さいかなと思うけど、大きすぎても手が回らないし、私にはこれくらいがちょうどいい」とも 。収穫時には子どもたちも手伝いに来ているという。

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気軽な1坪コーナーから本気で農業を始めたい人まで

【豊富町】 飯島農園

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(左)コルベジの区画。指定の品目を栽培している。(右)先日利用者が一斉に苗を植えたばかりの1坪コーナー
同園の園主・飯島幸三郎さんは、1975年、自身を含む7人の生産者で創立した「船橋農産物供給センターJの代表理事。同センターでは化学肥料や農薬を控えた野菜作りを続けている。全国農業体験農園協会に加盟し、同国ではそれを「コルベジJと呼ぶ。コルベジ利用者は講習のもと、年聞を通して区画内に指定の品目を育てるが、もっと手軽に楽しめるr1坪コーナーjは枝豆と卜ウモコロシといった決まった野菜を育て、収穫体験をしてもらうというもの。そのほか不定期でさまざまな収穫体験も実施。基本的に農薬を使わない圏のため、利用希望者とは面接を行い、収穫ができないというリスクカfあることにも同意してもらったうえで、入会してもらっているという。本気で、農業を始めたい人向けの研修制度なども設けている。
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住所 船橋市豊富町1482-235 (直亮所「味菜畑J 近く)
電話番号 047-456-2750(味菜畑)
メール fnc@oishii-yasai.com
期間 4月から翌年3月末まで(8月からも要相談で受け入れ可)
区画 コルベジ=約25所、 1坪コーナー=3.3㎡
入園料 コルベジ=入会金1万円、年間3万円 (種、苗、肥料、農機具など込み)
1坪コ ーナー=1200円
駐車場 あり(無料)
インタビュー
201606_nougyou_03c.jpg 友人同士、 共同刺用して4年目になるという 川口さん、丹保さん、山中さんは北習志野や津田沼方面から通っている。現在育てているのはタマネギ、レタス、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、カモミールなど。少なくとも週1回は畑を見に来てい るという 。
会社帰りにフラッと立ち寄れる農業のプロが直接指導する農園

【印内】 西船橋農業体験農園 旬菜園

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体験農園を始めて3年目になる同園は、全国農業体験農園協会に加盟。「日常に農業を取り入れた生活」の実現をコンセプ卜lこ、割り当てられた区画で、2週に1回程度の園主の週末講習会と直接指導に基づき、年間20種以上の野菜栽培を学んでいくことができる。3月20目前後に春の作付をして随時収穫、;欠に6月20目前後に秋の作付を行う。農具など現地に一式用意があるので、仕事帰りに手ぶらで畑に立ち寄り野菜の世話をすることが可能。圏主の加藤さんは小松菜を専門に栽培しているが、その収穫体験会や会員同士の交流会も開催している。
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住所 船橋市印内2-1(印内保育園南側)
電話番号 070-6987-1183
メール syunsaien@willcom.com
期間 2月下旬より翌年1月末まで
区画 約25㎡
入園料 43200円(税別)
区画内の野菜、肥料、種苗、農具資材込み
駐車場 なし
インタビュー
201606_nougyou_04c.jpg 「今日は小松菜、水菜、力ブの収穫に来ました!」と近隣に住む小学6年の坂本裕馬くん。母親と一緒に来ていたが、体験のきっかけは「植物を育てるのに興昧があり、近所で農園があることを知ったから」だという。
手ぶらで無農薬野菜を育てられるレンタル畑菜園アドバイザーによるザポートも

【前原東】 シェア畑津田沼

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シャベルやじょうろなど、農作業の道具は全て無料で貸し出しする
株式会社アグリメディアが展開する首都圏で、のレンタル畑サービス。「シェア畑津田沼jは、無農薬で、化学肥料は使わない栽倍を行っている。種まきから、農具のレンタル、指導などの種、苗、農業レンタル、栽培指導などのサポートあり。利用者同士の交流イベントも開催している。
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住所 船橋市前原東2-21
電話番号 0120-831-296(やさいつくろう)
メール h.mutou@agrimedia.jp
期間 1年間(継続可)
区画 3坪
入園料 入会金5000円、月額8000円~
駐車場 あり
スローライフの考え方に共感した船橋在住の子育て夫婦が運営するレンタルファーム

【印西市・千葉ニュータウン】 レンタルファームつくしんぼ

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貸し農園をきっかけに、貸し農園や自宅の庭で育てた野菜を自分たちで食べるサイクルが当たり前になったらいいなという思いで運宮。いきなり週末ファーマーは敷居が高いという人向けに、農業体験や収穫体験といったイベントも開催。年聞を通じて30種類ほどの野菜を栽培可能。畑作業に必要な農具や堆肥、水道などは無料で使用可能。毎週指導員が来て、一から震業を教えてくれる。定期的に農婚(のうこん)も行うほか、収穫祭では、石釜でピザ焼き体験も。
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住所 印西市武西1205-19
電話番号 047-461-0292/080-4350-2233
メール info@tuku-shinbo.com
期間 1年間
区画 11坪(37.5㎡)
第1ファーム(印西)55区画/55区画
第2ファーム20区画/50区画
入園料 月額5000円 貸し農園プラン 8000円 セミサポートおまかせプラン 1万円 フルサポートおまかせプラン
駐車場 あり
全国の貸農園情報も共有

【印西市草深】 マイファーム印西農園

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船橋市に本社を構える会社が貸農園のリーデイングカンパ二一「マイファーム社(京都府)と組んで、運営する印西農園。大手のノウハウとサービスにアドバイザーによる栽培指導を兼ね備えたサービスが自慢。秋には畑で栽培した麦を使ったピザ作り、冬には大豆で味噌作りも。将来的には白井圃場で育てたそばで手打ち体験を楽しめるように。貸農園を借りると毎月マイファームから会報誌や野菜の種が、届き全国の貸農園を借りている人たちの情報などが共有できる。また、フォトコンテストもあり全国の会員聞で、畑の写真を撮って楽しんでいる。
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住所 印西市草深1229
電話番号 0120-975-275 マイファーム社 総合窓口
期間 1年間
区画 5m×6m 30㎡
入園料 月額料金初年度6500円、2年目以降3750円プラス 運営費(年額)初年度10500 円、2年目以降3750円
駐車場 あり
花と野菜の直売所が運営する体験農園

【高根町】 しんぱたけ

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花摘みや野菜の直売をはじめ、農産物の収穫体験などを行う同所。貸し農園には水場が完備。栽培する作物の取り決めはなく、自分の好きな野菜を育て収穫することが出来る。用具の貸し出しうや、スタッフによるアドバイスも行っており、貸しロッカーや駐車場も完備。また、会員には野菜の種や苗を割安価格で販売している。
201606_nougyou_07b.jpg 住所 船橋市高根町2597-1
電話番号 047-430-3987
メール iwflower@cube.ocn.ne.jp
区画 4坪(8畳)
入園料 1区画4坪12000円
駐車場 あり

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【車方町】 山田農園
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約100種類の野菜を、農薬を使わずに有機栽培で育て、個人契約宅ヘ自ら宅配している農場。家族連れで参加できるイベントとして、月1回ずつ「もぐもぐDAY」と「てきぱきDAY」を開催。「もぐもぐDAY」は野菜を収穫して食べる家族向けイベント、「てきぱきDAY」は農作業を体験し、収穫した野菜を持ち帰るもの。次回の「てきぱきDAY」は5月末に玉ねぎ収穫、「もぐもぐDAY」は6月中旬開催予定。 詳しくはFacebook ぺージで公開される。
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住所 船橋市車方町541 (梨香園隣り)
電話番号 090-3917-2956
メール opkOO1@hotmail.com
参加費 1000円~ ※イベント内容により異なる
駐車場 あり(無料)
【大神保町】 千葉県立船橋県民の森
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アスレチックや自然の中で、のバーベキューほか、年間通じて季節に合ったイベントを開催。年3回は野菜の収穫体験を実施。
201606_nougyou_11b.jpg 住所 船橋市大神保町586-2
電話番号 047-457-4094
駐車場 あり
6月26日(日) ジャガイモ堀り
201606_nougyou_11c.jpg 電話又は事務所で要申込。先着順。今年は9月25日に落花生の収穫、10月30日にサツマイモ掘りも実施
参加費600 円、定員30人
【金堀町】 ふなばしアンデルセン公園子ども美術館
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子ども美術館でも、子ども向けの栽培創作体験が行われている。1年を通し、綿を育てて機織りまで行う「コットンクラブ」、藍の種まきから染め体験もする「藍アイクラブ」、サツマイモの苗植えから収穫&焼きイモまでの「さつまいも団」の3種類。参加希望者は毎年4月初旬の募集期間に往復ハガキで応募。当選した人のみが、年3~4回の体験実施日に参加できる。参加対象年齢は4歳~中学生(コースにより異なる)。/td>
201606_nougyou_12c.jpg 住所 船橋市金堀町525
電話番号 047-457-6661
参加費 1500円+入園料
駐車場 あり(有料)
こんなイベントもあるよ!
ふなっこ畑
5月29日(日)「小松菜祭」
JAが運営する農産物直売所ふなっこ畑で西船橋産の小松菜をPRする「小松菜祭」を開催。採れたての小松菜即売や、小松菜料理の屋台が出店するほか、抽選会なども実施。
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住所 船橋市行田3-7-1
電話番号 047-439-3061
五ツ星お米マイスターのいる「まきの米店」
5月28日(土)・29日(日)「笑顔で田植え体験」
毎年恒例の消費者と生産者をつなぐ企画。今年も野栄ふれあい公園(匝瑳市今泉)横の田んぼで実施。

6月11日(土)「街の中心でお米を作ろう」
今年で3回目になる父の日に向けての親子体験「お米づくりイベント」が、西武船橋店(船橋市本町1-2-1)9階屋上庭園であり、約50組の親子が田植え体験に参加できる。
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住所 船橋本中山3-1-5
電話番号 047-334-1915

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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