2015年12月01日 配信

約8万社の中小企業のうち760団体(組合)が加盟する中小企業団体 中央会と市民生活のかかわり、地域経済とのかかわりとは?
船橋市から初めて千葉県中小企業団体中央会会長に就任した 平栄三氏に中小企業団体中央会の組織について話を伺った。

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葉県中小企業団体中央会とはどのような組織ですか?

県下に9万3000の事業所がありますが、その9割が中小企業、小規模事業者です。中央会は組合組織で成り立っていて760団体(組合)が加盟しています。中小企業団体中央会が果たす役割は極めて重要であり中小・小規模事業者を取り巻く環境は厳しい状況にあります。魅力ある地域の活性化と地域社会の問題解決を図り、地方創世の実現に向けて活力ある組織づくり、積極的な事業運営、そして中小企業の持続的な発展の役に立ちたいと考えています。

船橋市内では初めての中央会会 長就任ですね?

そうです。船橋市内から中央会の会長が出たのは初めてのことです。モノづくりの団体が加盟団体の9割近くを占めていることもあって、流通業界出身の会長というのも千葉県では初めての例です。全国的にみても流通業界の中央会会長は珍しいかもしれませんね。青年部の頃からお世話になっていた先輩たちが私のさまざまな活動を身近で見ていて「面白い奴だな」と感じていただき、引き上げていただいたからだと感謝しております。

中央会会長として 今後の方向性は?

中央会は来年創立 60 周年を迎えます。これを契機に県内中小企業の連携・組織の強化を図り、個々の企業だけでは解決できない経営課題も、協同の力で対応できるよう支援を行っていきたいと考えております。いろいろな団体の代表者さんとお会いする機会も多いので、各界にパイプを作って中央会という組織を知ってもらうために動いてみようと思います。また、船橋からの会長でもあるので、積極的に船橋を関連づけていきながら双方のメリットを打ち出ししていけたらいいと考えてもいます。

平さんにとって 思い入れの深い船橋の場所は?

やはり船橋市場ですね。市場の人間はみんな不器用で口下手が多いけれど、皆気さくで信頼し合えるすばらしい仲間が集まっていて、気持ちのいい人間が多いです。育ってきたのが市場なので少しでも市場の発展と市民の食生活の向上に寄与していけたらいいと思います。

2015112_taira_pf.jpg 平 栄三 氏

・昭和21年9月 広島県呉市生まれ
・昭和36年 山邦青果(神田市場)入社
・昭和44年 船橋山邦青果設立 専務取締役就任
・昭和47年 平家に養子縁組
・昭和48年 柏山邦青果設立成田山邦青果設立
・昭和50年 千葉山邦青果設立
・昭和51年 千葉県中小企業団体 中央会青年部加入
・平成18年 船橋青果卸売協同組合 理事長就任
・平成23年 船橋市中央卸売市場 協力会会長就任
・平成25年 現職

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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