2015年11月01日 配信

バリアフリーでめぐる船橋
シリーズ第1弾の今回は、車いすを使ってのおでかけ事情を調査。街がどれだけバリアフリー化されているのか。また、福祉保険を使って、どれだけ便利なアイテムを利用できるのかなど、徹底的に調べてみました!

知っておきたい ふなばしバリアフリー事情

現在、船橋市では、車いすを利用する高齢者や障がい者、ベビーカーなどがスムーズに移動できるよう、歩道の整備を進めている。

201511_fukushi_01.jpg

坪井地区のスムース横断歩道

「人にやさしい歩道づくり」事業が開始

船橋市では平成27年4月からの新しい事業として「船橋市 人にやさしい歩道整備計画(歩道整備計画の実施)」が開始した。この事業は誰もが暮らしやすいまちにするために、平成26年度、既設歩道の実態を調査し、歩道の段差や波乗り歩道、急な勾配などを整備し、バリアフリー化を図るものだ。市内の歩道は全長307キロもあり、その中で整備対象は22.8キロ。今年度は宮本8丁目付近を中心に4.8キロ歩道整備を実施する予定だ。

201511_fukushi_02.jpg

船橋駅前のスムース横断歩道

「スムース横断歩道」で楽々移動!

船橋市では信号がない横断歩道に接続する箇所の段差を解消し、バリアフリー化を図る「スムース横断歩道」の整備を進めている。
通常歩道より車道は下がっているため、歩道と車道に2センチ以上の段差が生じている。その車道を歩道に合わせて埋め、歩道と車道の段差を船橋市独自の規定により1センチまで縮小し、段差の解消工事を進めている。段差がなくなることで、視覚障がい者が混乱しないように、点字ブロックも用意。坪井・二和地区をはじめ、現在市内13カ所に「スムース横断歩道」が整備されている。

取材協力:船橋市 道路建設課 TEL047-436-2593

201511_fukushi_03.jpg

成電鉄に聞いてみた では、公共交通機関はどうなっている??

全ての駅係員が「サービス介助士」の資格取得を目指す!

新京成電鉄では駅係員全員を対象に車いすの介助方法などを学ぶ外部の資格「サービス介助士」の取得を進めており、介助が必要な方へ適切な支援ができるよう、取り組んでいる。また、新京成線全駅で、エレベーター設置等を行い、車いすの人が地上からホームまで移動するルートを確保。電車の乗降の際には、電車とホームとの段差解消のためスロープ設置の支援も行っている。
車いすの人だけでなく、聴覚障がい者、視覚障がい者の方に対しても車内の案内テロップ、ドアの開閉のチャイム音など、多様な支援をしており、各駅には多機能トイレの設置を順次進め、車いす利用者だけでなく、乳幼児を連れている人にも利用しやすい環境を目指している

事前の相談でスムーズに

乗降する各駅の窓口で乗車の際に降車駅の申請をすることで、スムーズに利用することが可能だ。特別な介助が必要な人は事前に連絡をしておくことで、可能な支援を提供してくれる。「ハンディキャップを持たれている方、そうでない方がお互いに気持ちよく電車を利用していただくためには、乗車している皆様同士のご協力が必要不可欠です。ご協力のほどよろしくお願いします」と担当者。

問合せ:新京成電鉄 TEL047-389-1249

201511_fukushi_04.jpg

ILL は、高性能な機能とこれまでにない美しいデザインが融合されたシンプルでスタイリッシュな移動手段「パーソナルモビリティ」です。

日常から電動車いすを使っているPADM(遠位型ミオパチー患者会)代表の織田さんと、スタイリッシュで機能的な1「WHILL」で出かけてみよう!

WHILLについての問合せ

TEL 045-633-1471
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1-40
横浜市産学共同研究センター実験棟F区画

ふなばしアンデルセン公園

201511_fukushi_05.jpg

子どもから年配層まで楽しむことができる船橋の総合公園。近年、デイサービスや施設のイベントとして高齢者が車いすで訪れることも多く、車いす専用のトイレも用意されている。石畳や坂道、また30 ヘクタール以上の広大な敷地のため、WHILLを利用することで、スムーズに移動ができる。

201511_fukushi_06.jpg

住所 船橋市金堀町525
営業時間 9:30 ~16:00(季節により変更有。詳細はHPで確認を)
休日 月曜日、12月29日~翌年1月1日(祝日・春夏休みは開園、ほか臨時休園あり)
電話番号 047-457-6627
料金 大人900円、高校生600円、小中学生200円、幼児(4歳以上)100円

西武 船橋店

201511_fukushi_07.jpg

西武船橋店では、高齢者や障がい者の方に適切な接客サービスを提供するにあたっての心構え(心のバリアフリー)や基本的な知識、実践的な技術を習得するための「ハートフルアドバイザー研修」を受講した専門スタッフが、来館者へ買い物や食事の支援を行っている。(事前に代表番号まで連絡を)

住所 船橋市本町1-2-1
営業時間 本館=月・火・日曜 10:00〜20:00
(水・木・金・土曜は20:30まで)
レストラン街=11:00〜22:00(LO21:30)
ロフト館=10:00〜20:30
休日 なし
電話番号 047-425-0111(代表)
201511_fukushi_08.jpg

織田友理子さん

1980年 船橋市高根小学校、御滝中学校出身出身
2002年 大学4年在学中、遠位型ミオパチー空胞型と診断される。遠位型ミオパチーとは手足の先など遠い位置の筋肉から全身が衰える進行性の筋疾患
2005年 結婚、翌年長男を出産
2013年 NPO 法人PADM( 遠位型ミオパチー患者会) 代表代行に就任
2015年 「GC フェスティバル2015 」アンバサダー、「Googleインパクトチャレンジみんなでつくるバリアフリーマッププ」グランプリ受賞。
NPO 法人PADM 代表に就任。6th Global Entrepreneurship Summit in Nairobi 2015 へ招待参加
  そのほかYouTube で「車椅子ウォーカー」の配信や企業等で多数講演
著書「ひとりじゃないから、大丈夫」(鳳書院)が10月20日発売予定(1296円)

介護保険を利用してWHILL が借りられる!!

介護保険を利用するには、申請を行い、認定を受ける必要がある。WHILL をはじめとする福祉用具レンタルなど、介護保険サービスの利用にあたっては、担当のケアマネージャーまたは市の介護保険課にご相談を。

取材協力:船橋市介護保険課 TEL 047-436-230

カシダス株式会社 船橋営業所

カシダスではWHILL をはじめ、介護ベッドや手すり等の福祉機器のレンタル・販売、住宅改修の専門企業として、きめ細かくお客様のサービスに努めています。

201511_fukushi_09.jpg

住所 船橋市山野町190-3
電話 047-404-2551
営業時間 9:00~18:00
定休日 土・日曜・祝日

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード