2015年04月01日 配信

船橋市内の私立保育園52 園のうち、
協議会に登録している45 園(分園を除く)をまとめる
私立保育園協議会という組織が果たす役割とは?

「中山あけぼの保育園」の園長でもあり、私立保育園協議会の代表を
14年間務める生田邦彦さんに、その指針や活動内容についてうかがった。

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どのような組織なのですか?

1970年当時、私立保育園をまとめる組織がなかったことから、6園からスタートしました。2015年度で創設45年を迎えます。現在では船橋市内の私立保育園45園(分園を除く)が登録、保育園経営の安定と職員の資質向上・保護者の安心・子どもの健やかなる成長の3柱をメーンに活動しています。
具体的には、現在は特に職員不足があげられるので、市とともに潜在保育士の研修会や就職説明会を実施しました。また海外研修や観劇など、会員保育園の職員がリフレッシュできるイベントなどを増やしています。保護者の安心については、協議会で『まほろば』という広報誌を発行することにより、中身の見える活動を心がけています。
職員が安定した保育環境を手にし、保護者も安心して子どもを預けられることが、子どもの健全な成長をもたらし、三者を幸せにすると思います。
また、少し前までは、保育園は公立だけという意識が強かったので、民間の認可保育園を広く知ってもらうためにも「私立」にこだわってきました。今では公立27カ所に対し、私立保育園が50カ所以上になり、だんだん民間運営の保育園の存在が認知されてきました。

認定こども園について、市内では現在どのような動きがあるのでしょうか?

平成27年4月より始まる子育て支援制度により、就学前の教育・保育ニーズに対応する新しい選択肢が増え、幼稚園と保育所の良い点を活かし、子どもたちの「教育」「保育」「子育て」を総合的にサポートする「認定こども園」が登場します。市内では「田喜野井旭保育園」と「船橋旭保育園」が4 月から「認定子ども園」として始動する予定です。この2園と協力して、協議会が軸となり、制度の情報共有に務めていきたいと思います。

今後どのような方針、展望をもって活動していきますか?

まずは待機児童を減らすことです。協議会としては会員園の定員増を図り、船橋市と連携して必要な地域の保育園整備に協力するなど、船橋市内全体の待機児童を減らす努力をしていきます。そして、4月から始まる子育て支援制度が、子ども・親・園の幸せにつながるよう期待をもって活動します。さらに、協議会の活動を広く市民の方々に知ってもらえるよう、法人化することも検討しています。

最後に、船橋で思い出の場所はどこですか?

「ふなばしアンデルセン公園」ですね。広大な自然や子どもの遊び場が充実していることがなんといっても魅力的ですね。園からもっと近ければ毎日でも行きたいです。

生田邦彦 氏

昭和28年 生まれ
昭和51年 千葉県淑徳大学卒業
昭和53年 義母の経営する中山あけぼの保育園に入職
平成07年 同園 園長就任
平成12年 当協議会代表に就任

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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