2015年04月01日 配信

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多くの人に愛される名作 『トレモスのパン屋』の作者

船橋市内でも多くの劇団や演出家が手掛けてきた無国籍童話『トレモスのパン屋』(くもん出版/1993年3月刊行)は、船橋ゆかりの作家・小倉明さんの作品。このほかにも、空想の町トレモスを舞台にした作品『トレモスの風屋』(くもん出版/1995年3月)、『トレモスの仕立て屋』(文渓堂/2004年刊行)や、短編集『ぼくの町に行きませんか』(小学館/1982年9月刊行)、SFの要素も入れた『東京セントラル小学校のなぞ』(くもん出版)なども執筆している。

執筆活動は学生時代から。県庁勤務の傍ら休日を利用して書きつづけた。県庁職員の経験を活かし、千葉の隠れた史実を描いたノンフィクションで、御宿に漂流したメキシコ人との400年前に始まった交流を描いた『ドン・ロドリゴの幸運』(汐文社/2008年12月刊行)や、日本点字の父と言われる千葉の偉人・石川倉次を描いた『闇を照らす六つの星』(汐文社/2012年12月刊行)などがある。

そのほか、子どもの健康についてNPO法人「小象の会」理事長の西船内科院長・篠宮正樹医師との共著『未来マシーンにようこそ』(汐文社/2010年9月刊行)、『はるかなる絆のバトン』(汐文社/2013年10月刊行)なども出版。

現在は県庁を退職し、居所を東京都世田谷区に。大学図書館で創作活動に打ち込んでいる。最近は毎日新聞社の小学生新聞にも寄稿。4月で68歳を迎える小倉さん、「若いころに書き途中だった小説の種を少しずつ作品にしていきたい」と今後の創作活動への意欲を語る。トレモスシリーズも続編執筆を計画しているという。

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『トレモスのパン屋』くもん出版/ 1993 年3月刊行

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