2015年04月01日 配信

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前貝塚の農家・伊藤秀人さん(29)は、トラックドライバーを経てから就農という異色の経歴を持つ。塚田小、行田中学校を卒業し、県内の高校に進学。高校時代に始めたガソリンスタンドのアルバイトで、垣間見た大人の世界に惹かれ、高校を辞め就職した。マイペースと自称する秀人さんがかねてから憧れ ていたトラックドライバーの職に就いたのは18歳。8年間、2tトラックのドライバー生活を送り、北は秋田、南は四国・香川まで関東圏を中心に全国各地をその目で見てきた。
転機は26歳の時。秀人さんがこの世で唯一尊敬する両親の変化が就農を決意させた。「あれ、おやじこんなに歳取っていたっけ?」父・邦夫さんの髪に白いものを見つけたのだ。時を同じくして母・千鶴恵さんの腰痛が悪化したことで6年務めた運送会社を退職した。
現在、前貝塚や旭町でハウス栽培のトマト、きゅうりをメーンに生産し、ふなっこ畑に出荷。その他、大根や枝豆を出荷することもあるが、出荷先の多くは市場だ。「肥料の研究がすごい。40年近くかけてきたおやじの知識を吸収していきたい」と、秀人さん。数年後の自立に向けて、「一番好きな食べ物がトマトなので、トマト生産の品種をもっと増やしてみたい」と、将来の夢を話してくれた。

◆ふなっこ畑

住所 船橋市行田3-7-1
電話番号 047-439-3061
営業時間 9:30~18:00
定休日 火曜日

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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