【和綿栽培専門店】八千代共生会

◆伝統を紡ぐ。天然の和綿を船橋で栽培。

「和綿」と呼ばれている日本古来の綿を、市内で唯一栽培している企業がある。それが、高野台に400 坪の畑を所有する、有限会社八千代共生会だ。畑を管理しているのは同社の代表である石井均さん。10 年前、独立してまもなく出会った綿花の魅力に夢中になり、当時は和綿の国内自給率がゼロに等しかった中で、その栽培に取り組んだ。さらには収穫できた和綿で糸を紡いだり、布や服など様々なものを制作するワークショップなども開催。和綿の存在をより多くの人に知ってもらうための活動にも力を入れている。

ワークショップでは和綿へ糸を紡いだり、布や服、ショール、タペストリーなどを製作できる

【船橋市内でココだけ！】 日本の気候に適した「和綿」 外国産の綿に比べ、和綿は吸湿性・保温性ともに優れており、日本の風土にもとても適している。低温にも強く、害虫にも強いので、無農薬でも栽培できる、優れた品種なのだ。

【弦楽器専門店】伊藤楽器 弦楽器工房

◆千葉県随一！ 弦楽器の販売、修理、レッスンまで行う専門店

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4 種の弦楽器を豊富に揃え、販売とメンテナンスを行う「伊藤楽器　弦楽器工房」。「弦楽器は薄い木でできている繊細な楽器。メンテナンスはかかせないんです」と、製作と修理を行う店長の田中秀幸さんは話す。船橋は学校の部活やアマチュアオーケストラが多いため需要が高い。楽器は実際弾いてもらったりしながら、その人の音の好みを聞いて細かく調整するという。また、専任講師による弦楽器の教室も設けており、レッスンを受付けている。

表板の響きを裏板に伝える内部の「魂柱」。0.1ミリ単位の微調整で音色を仕上げる

田中さんが製作した「ヴィオラ･ダモーレ」1700 年頃のヨーロッパの楽器を再現

【これぞ職人技！】 弓の毛を張り替える「毛替え」 楽器を弾いているうちに使用する馬の毛が摩擦し、引っかかりがなくなってくるため、おおむね半年に一度の交換を 薦めている。馬の毛は人毛と同じくその日の湿度によって伸縮するため、その微調整は職人の腕が問われる作業だ。