2015年02月01日 配信

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昨年の10月で一般外来を休止し、透析患者の入院と通院に特化した診療体制に変わった大島記念嬉泉病院。「当院の透析患者さんは老老夫婦が多い。高齢者の生活の負担を軽減し、楽しく生活ができるよう生活をまるまるサポートできる病院を目指しています」と石川院長。実際、夜間時における介護問題も多く、家族からの相談も多い。今後、「訪問介護24時間サービス」を行い、高齢者の生活サポート体制を整備する。

「縁日」のようなピアッツァ大島で家族と過ごすひとときを

生活の一部である「食事と運動」に着目し、昨年11月7日には院内に腎臓治療食レストラン「たね」を開店した。透析患者が摂取制限を受けている塩分・カリウムなどを気にすることなく食事ができる場所を提供する。透析患者だけでなく、一般患者(病気を自覚していない健常者も含む)向けのヘルシーメニューも用意。「食生活の改善が病気の予防や悪化を防ぎます」と石川院長。また、同じ階にリハビリ室を移動し、祭りのように様々な人が行き交う「縁日」のようなスペースをコンセプトにした「ピアッツァ大島」を確保。患者だけでなく、一般の人もリハビリ機器を利用できるよう無料で開放し、患者と一緒に家族も楽しみながら運動することができる。1階にステージを用意し、患者はもとより、職員や外部の市民団体などが各活動の発表に利用することもできる。「受け身になりがちな透析患者さんもスターになる、つかのまの時間をもってほしいのです」と石川院長。

海外の透析患者もサポート

2020年のオリンピックに向け、海外からの旅行者の増加が想定される。同病院では海外旅行者で人工透析の治療が必要な人が旅行を楽しむことができる体制を整備。11月に国際交流課を立ち上げ、外国人スタッフをそろえ、一般職員の語学教育も充実させる。現在、英語・中国語・韓国語での対応が可能だ。「透析患者さんが旅行を考えるとき、制限が多く諦める人も多い。新しい体制で、大島記念嬉泉病院を国内・海外の患者さんに活用してもらい、楽しい人生を過ごしてほしい」と石川院長は語る。

院長/石川清隆
【住  所】船橋市三咲3-5-15
【電話番号】047-448-3330
【診察時間】月曜日~土曜日
8:30~13:00、13:30~18:00

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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