麻辣湯と白湯のスープ2 種類が味わえる「火鍋セット」(1800 円)。ごま油とニンニクのタレをつけると辛さは和らぎ、風味は豊かに。スープがなくなり次第、終了となる
食べると汗が流れおちる 四川火鍋の専門店
京成船橋駅の裏通りの一角に店舗を構えるのは、妥協のない辛さの四川火鍋が味わえると話題の「船橋 四川火鍋専門店みやま」。
店長の宮間さんは、東京都出身。以前は東京で「養老乃瀧」のチェーン店を経営していたが、知人に船橋の空き物件を紹介されたのがきっかけで移転。東京の店舗は全てゆずり、同時に住まいも市内に移し、新四川料理の店をスタートした。しかし、来店者はあったものの、出費が多く経営不振が続いた。東日本大震災やスタッフの独立などもあり、店を閉めることも考えたという。
その後、2011年7月に再起をかけ、船橋市内では初となる、四川火鍋のみに特化した店としてリニューアルすることを決意。オープンまで毎日スープを研究する日が続いたという。何十回も試行錯誤を繰り返し、自身の納得した「究極の火鍋」が完成。店名は「船橋 四川火鍋専門店みやま」とし、再スタートした。
メニューは、2種類のスープが味わえる「火鍋セット」(1800円)に、具材は別途注文するスタイル。30種類の漢方と秘伝の調味料で仕上げたスープに大量に投入している唐辛子は、世界各地の唐辛子を調べあげた結果、コクも辛さも安定している日本産の唐辛子を採用。現在は、九州の唐辛子農家から仕入れ、新種も入荷し試しているという。「辛いのが好きな方の期待に応えます」と、宮間さん。
また、メニュー作りと同様に力をいれているのは、人の繋がりを意識した店作りだという。市内で展開している他店のアイスやジェラートなどを積極的にメニューに取り入れている。来店者への接客態度もいちから見直し、誠心誠意こめて毎日営業に励んでいる。「とある方が教えてくれた、人との繋がりを意識したおかげ。以前と違い、心から楽しく仕事が出来ています」と、宮間さんは笑顔をみせた。
2011 年に四川火鍋専門店としてリニューアル |
テーブル8つ、18 席の店内 |
「牛ハチの巣」(500 円)「豚耳」(500 円) 「ホンビノス」(400 円)は注文が多いという。 |
船橋 四川火鍋専門店 みやま |
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