4,000冊の本を乗せて走るまつかぜ号。 |
◆ネットワーク化された船橋の図書館
現在、船橋市内には中央・北・東・西の4つの図書館があるが、市内8か所の公民館図書室とインターネットを使ったオンラインネットワークで繋がっているのをご存じだろうか?昔は貸出をした図書館でなければ本の返却ができなかったが、昭和60年にネットワーク化され、先に述べた施設間でならばインターネット上で本の検索・予約や、好きな所で本の貸出・返却を行うことができる。例えば、自宅のパソコンから申し込み、北図書館所蔵の本を予約し塚田公民館図書室で受け取ることが可能になるのだ。
また「市民にもっと便利に図書館を利用してもらおう」と、昭和48年に稼働を始めた移動図書館「まつかぜ号」は、4千冊近くの本を載せて市内38か所のステーションを月2回巡っている。
◆図書館には工夫と魅力がいっぱい
最近では本を借りるだけでなく、知的好奇心を刺激する本の展示や行事も行われている。
中央図書館2階にある「郷土資料室」では、市内の歴史をはじめ、東京湾、伊能忠敬など県内の事柄を調べるのに十分な資料が収蔵されている。また、児童室では定期的に乳幼児向けに絵本の読み聞かせや手遊びをする「えほんの会」、子ども達に本の素晴らしさを知ってもらうために4歳から小学生の子ども向けに「本とおはなしの会」、またその保護者も一緒に参加できる「土曜日の本とおはなしの会」も開催されている。
図書館のオンライン化やイベント開催などの取り組みで利用者も徐々に増えており、中央図書館館長鈴木さんは「是非皆様に多くの本に触れていただきたい」と語る。
【まつかぜ号】
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【端末を使ったインターネット検索】
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【読み聞かせ】
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【郷土資料室】
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