◆ふなばしこんな会社

家電の開発型ファブレスメーカー
新商品「キャタピラン」でスポーツ市場にも参入

同社代表取締役の梶原隆司さん（左）と営業部課長の山内成さん（右）

日常生活の中で「こんな商品があったら便利だな」という発想から、数々の画期的な商品を世の中に送り出しているメーカー。それが船橋市金杉に本社を置く株式会社ツインズ（代表取締役・梶原隆司さん）だ。

同社は、梶原さんが14年前に設立した、家電を中心とする開発型ファブレスメーカー。ファブレス（ｆａｂｌｅｓｓ）とは工場（ｆａｂｒｉｃａｔｉｏｎ ｆａｃｉｌｉｔｙ）を自社で持たずに製品製造をアウトソーシングすること。市場調査から企画・デザイン・開発および販売は同社内で行うが、製品の生産は中国をはじめ海外のパートナー工場で行っている。
現在の同社の主力商品は、省エネ暖房器具「エコロミー２」と次世代型扇風機「ミコノス」など。
「エコロミー２」は、ハニカム反射板という保護網を付けることで前方に集中して熱放射ができ、従来の電気ストーブ以上の体感温度を半分の消費電力で賄うことが可能だという。
「ミコノス」は正回転と逆回転の２方向の運転が可能な扇風機。回転を変えることで、冷暖房器具のサーキュレーター機能や室内の換気など様々な用途で活用できる。また、従来の扇風機の２倍の羽根枚数10枚羽根で、送風距離も伸ばすことに成功している。
今年３月には、同社初のスポーツ用商品となる「キャタピラン」を発表。元プロ野球選手の広澤克実さんを普及アドバイザーに据えて、すべてのジャンルのスポーツ市場への拡販をめざし ている。

3月に開発された新商品の「キャタピラン」で、スポーツ市場にも参入	. .
生活に役立つ商品を開発している	本社のショールーム

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