海の幸と野菜をたっぷり使った「五目イー麺」。特徴のある平打ち麺にピリ辛のタレがよくからむ
湊町の漁師も絶賛!台湾人のつくる台湾家庭料理を味わえる店
舌の肥えた湊町の漁師や市関係者、市内の経営者らも通い詰める「台湾料理」の専門店が京葉道路の高架線沿いにひっそりと営業をしている。店主の小出さん(57)は、台湾で兵役を終え24才で日本へやってくると、東魁桜など県内の名店と呼ばれる中華料理店で修行をし、32才で独立。生まれ育った「台湾」の味を再現しようと、「慶龍(チンロン)」を開店した。
同店のウリは「台湾の家庭で普通に食されているお母さんの味」を再現しているところ。「毎日食べても飽きないんだよ」と、近隣でコンビニを営む鈴木さんは笑顔で語る。「中華と比べて油の量が少なく、塩味が基本。ニンニク、ショウガ、ネギを多く使用するのが台湾料理の特徴」と小出さん、来店客から「日本人向けに味付けをしているの?」と、聞かれる事も少なくないというが、小出さんは台湾の味をそのまま提供する事にこだわる。だから、同店の人気メニューには台湾の正月定番「大根もち」(3枚入り450円)や、弁当の定番「干し大根のたまご焼き」(1000円)があがるのだ。
今年で25周年。そば、点心、ご飯、つまみ、スープそれぞれが5~6種類ではじめたメニューも、表裏合わせて100種類を超えるまでに増えた。「お客さんが食べたいものをリクエストしてくれる。お客さんのよろこんだ顔見るのが楽しい」と小出さんは、メニューが次々と増えた理由を語ってくれた。
ランチの定番「今週定食」(840円)は、週替わりでメーン料理がかわるので毎日食べても飽きがこない。
慶龍人気メニューのスーラータンメン(左)。 常連客の多くがハーフ&ハーフで注文する |
台湾の正月に欠かせない「大根もち」。 中はモチモチ外はサクサク食感がクセになる |
気を付けていないと、うっかり通り過ぎて しまいそうな、たたずまい |
慶龍(チンロン) |
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