2013年03月01日 配信

「船橋人権擁護委員協議会」とはどのような団体なのだろうか?
人権擁護委員協議会の取り組みを通じて
「人権」というものについての話を伺った。

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船橋人権擁護委員協議会とはどのような組織ですか。

人権擁護委員とは市長の推薦を受け、法務大臣から委嘱された民間の人たちで任期は3年です。船橋協議会は船橋市及び八千代市内の委員によって組織されており、現在27人の人権擁護委員が活動をしております。人権擁護委員は、業務には「守秘義務」をもって臨みます、その為、業務上知り得た情報を漏らすことは絶対にありません。

「人権」、「人権問題」とは。

女性の社会進出や国際社会化、高齢化社会などの進展にともなって様々な人権問題が年々増加しています。また、学校や職場での「いじめ」、障がいのある人に対する「虐待」、インターネットを悪用した「中傷」など人の権利=「人権」を侵害する行為を「人権問題」といいます。


具体的な活動は。

相談と啓発活動です。相談には常駐相談と特設相談があります。法務局に常駐して相談を受けるのが常駐相談です。特設相談は船橋駅南口FACE5階や老人施設などでの出張相談です。なお、6月の人権擁護委員の日は特設相談、7月の市民まつりでは街頭啓発活動、12月の人権週間では特設相談と街頭啓発を行っております。

その他、小中学生に対し子どもの人権ポスター原画を募集し、優秀作品を市役所に展示したりする活動も行っております。また、最近効果をあげているのが小学校3年生を対象に各学校で実施している「人権教室」ですが、2012年度だけで41校120クラス、約4000人の子ども達に人権について考えてもらうことができました。

また、中学校対象に人権講演も行っており、今年は船橋協議会だけで8000点を超える人権作文の応募がありました。多くの中学生が人権について考えてくれたことをとても嬉しく思っています。


地域の子ども達に伝えたいことは?

みなさんは「子どもの人権SOS」というミニレターをご存知ですか?家庭や学校で「友だちとうまくいっていない」「暴力を受けて悩んでいる」「携帯サイトやインターネットで悪口を書き込まれた」など、困っているけれども誰にも相談できないようなことがあったらミニレターに書いて私たちに相談してみませんか。皆さんの秘密は絶対に守ります。

佐藤 絹子(さとうきぬこ)

昭和20年 4月福島県生まれ
昭和43年 福島県桧枝小学校赴任
昭和46年 船橋市立大穴小学校赴任
             高根小学校、行田西小学校を経て
平成05年 三山東小学校教頭就任
平成08年 田喜野井小学校校長就任
平成11年 八木が谷小学校校長
平成15年 行田中学校校長
平成18年 人権擁護委員拝命
平成24年 船橋人権擁護委員協議会 会長

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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