2012年12月01日 配信

61万市民の「食の安全」を支える食品衛生協会とは
どのような組織なのだろうか?

O157の流行、狂牛病問題など私たちの周囲を取巻く「食」にまつわる様々な事件や問題にどのように対処しているのだろう。

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船橋市食品衛生協会 会長 田久保健美 氏

食品衛生協会とはどのような組織なのですか?

戦後間もない昭和23年に「食品衛生法」が施行され厚生省の指導に従い日本食品衛生協会が発足、昭和26年に船橋保健所設立に伴って食品営業団体、企業22社、個人会員600人で食品衛生指導員制度の導入、指導員による巡回指導の実施、自主管理の徹底などを目的として設立、昨年60周年を迎えることが出来ました。日本でも有数の食品コンビナートを抱え、管内に1万件近い営業許可申請がある街は国内にはそうそうありません。

市民に関わりのある活動としては?

先の衛生指導員に加え、船橋では独自に昭和40年から毎年食中毒予防パレードを実施しています。これは、食中毒予防月間における駅頭でのティッシュやチラシ配布などによる啓発運動です。
また、新規営業者の講習会や営業許可更新者受付業務、食品衛生知識の向上及び普及活動なども当会の業務です。

201212_takubo_01.jpg 「学校へ給食指導にいく事も。

田久保さん自身で思い入れの深い場所は?

中学校時代は船橋ヘルスセンターへ行きました。当時、近所にプールがなかったせいもあって頻繁に通ったのを覚えています。他には、現在の「レストランタケミ」の前身を40年ほど前にオープンさせた時のことを鮮明に覚えています。300坪の敷地に40坪の店舗。まだ当時は珍しかったフォークとナイフで食べる本格的なレストランスタイルが当時の時流に乗って大変盛況でした。昔はまじめに仕事をすれば何とかなった時代でした。

市民の皆さんに何か一言

これからの季節はノロウィルスに注意が必要です。手洗いやうがいをきっちりと行う事でその多くは防ぐ事ができます。レバー刺・生肉には特に注意してください。

201212_takubo_pf.jpg 田久保 健美(たくぼ たけみ)
・昭和21年3月 船橋市前原東生まれ
・二宮小学校、二宮中学校卒
・昭和43年 國學院大学ボート・水上スキー部第10 代主将
・昭和43年 丸善産業入社
・昭和46年 レストランタケミ開店
・平成15年より現職

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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