2012年06月01日 配信

◆この人に魅せられて 私と仕事

リペアマン 宮崎欣浩さん

楽器修理のプロが集う
「YAMAHAチャレンジコンテスト」で1位に


楽器の修理をする「リペアマン」という仕事をご存知だろうか。一般にはあまり馴染みの無い仕事だが音楽家にとっては欠かせない存在だ。壊れたり、へこんだりした楽器の修理をするプロフェッショナルで、修理を手がけた職人によって仕上がりの具合が全く違うというのだ。

宮崎さんは、グローバル管楽器技術学院を卒業後、伊藤楽器に就職して今年で9年目。最初は修理の専門部署に配属になり、昨年9月から同社の「管楽器工房マイスター船橋店」に勤務している脂の乗りごろな28才だ。就職してからこれまでに修理を手がけた楽器の数は、5000本以上。「宮崎さんに修理してもらうと仕上がりが全く違う」とお客さんからの評価も上々だ。

宮崎さんは、「大切にしていた楽器が壊れてしまったお客さんの気持ちを考えると心が痛みます。誰に見られても恥ずかしくないようにきれいに直したい」という強いこだわりを持っている。

宮崎さんが受賞した「YAMAHAチャレンジコンテスト」は、ヤマハ(株)が主催する「ヤマハ管弦打技術者研修会」に参加した全国各地のリペアマン200人以上の中から腕に自身のある20人が名乗りを上げ技術を競い合うというもの。その中からナンバーワンを決めるのは、200人のリペアマンの評価。今回の課題は、「トランペットの半田付けを30分で3ヶ所」するというものだった。「どんな要求にも応えられるリペアマンになりたい」と将来の目標を語る。

◆宮崎欣浩さん
プロフィール ◇1984年3月3日生 静岡県出身
・2004年伊藤楽器に就職
・2011年9月 管楽器工房マイスター船橋勤務

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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