2011年03月01日 配信

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近視の原因は遺伝だけではありません。
親が近視ではないのに近視になってしまうことも…その原因は!?

難解!近視の原因は?

原因は様々で、特定できていませんが、大きく分けて、遺伝的因子と環境的因子があります。

遺伝的因子とは、親が近視なので、子供も近視になる・・・と言うことです。顔や性格が似れば、眼の構造や目の使い方も似てしかるべきで、近視になる傾向は否定できません。

しかし、中には、“身内に目が悪い人はいないのになぜ?!”と言われる親がいます。そこで、考えられるのが、環境的因子です。

環境的因子の中で最も有名なものに、屈折性近視があります。
人は、近くを見るときには、毛様体筋を緊張させ(=筋収縮)、水晶体(レンズ)の屈折力を増加させ、ピントを網膜(フィルム)に合わせます(これを調節と言います)。ちなみに、毛様体筋の老化と水晶体の屈折力の低下により、近くにピントを合わせる力が衰えた状態が老眼です。
長時間の近見作業は、毛様体筋の緊張の連続です。通常、近見作業が終われば、毛様体筋が弛緩した状態(=リラックスした状態)に戻るはずですが、収縮状態のまま固定してしまうことで(=ピントフリーズ状態)、近視が顕在化してしまった状態を屈折性近視と言います。一方で、屈折近視が固定する手前、一時的にピントフリーズした状態を調節緊張(仮性近視)と呼びます。お子さんが、どの程度の調節緊張状態なのかは、眼科で検査を行えばすぐ判明します。
初めてのメガネ作成、特に学童期のメガネ作成では、必ず、調節緊張部分を考慮したうえで処方を行わなければなりません。

もう一つに、軸性近視がありますが、詳しくは次回になります。

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【さいとう眼科
〒273-0864 船橋市北本町1-3-1 Kメディカルモール
☎047-460-2211

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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