2010年11月01日 配信

宇宙には果てがあるのかな?どんな構造になっているのだろう?こんな疑問を子供の頃誰でも一度は考えたことがあると思います。

それでは疑問にお答えしましょう。宇宙には果てがあります。そして、今も光のスピード(秒速約三十万キロ、学校では地球を七回り半と習いました)で広がっていると考えられています。

米国の天文学者エドウイン・p・ハップル博士(一八八九~一九五三年、NASAの宇宙望遠鏡の名前ハップルはここからきています)が一九二九年に宇宙膨張論を発表して、宇宙は今でも広がっていることが初めて解明されました。この理論を基にしてロシアの物理学者ジョージ・ガモフ博士(一九〇四~一九六八年)が宇宙は一点から爆発して作られたとするビッグ・バン論を発表しました。

では、宇宙の果てはどこなのか計算してみましょう。光は一秒間に三十万キロですから、一年間に進む距離は約十兆キロ(これを一光年と呼びます)です。宇宙は誕生してから少なくとも百億年は経っていますから百億光年先が宇宙の果てです。つまり、十兆キロに百億をかけた数値が宇宙の果てまでの距離です。十の約二十三乗キロになります。

では、宇宙の最先端はどうなっているのでしょう。一説では今でも燃え盛っていると考えられていますが、誰も見ることはできませんので、わかりません。

次に、宇宙はどんな構造になっているのでしょう。最近、米国の天文学者達が発表したところによると、網目構造になっていると考えられています。コップに入れた石鹸水をストローでブクブクするとシャボン玉ができます。ちょうどこれと同じように星のたくさんあるところと、少ないところからできていると考えられています。

【筆者プロフィール】

小池惇平(こいけ・じゅんぺい)

昭和18年長野県生まれ。元国立大学法人東京工業大学教官。

現在青山学院大学非常勤講師。
日本宇宙少年団千葉コスモス分団団長。専門は宇宙生命科学。

理学博士。船橋市宮本在住。

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