2010年10月01日 配信

ホールに響く「カッコーン!!」という心地よい音

「うまい!うまい!!」と響く楽しそうな声

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「ホラっ!!右!!あっ!左!!あっストライク!!」
みんなが一緒になって盛り上がる

船橋市の北部、古和釜町にある軽費老人ホーム福寿荘では、任天堂のゲーム機『Wii』を使った取り組みが利用者に好評だ。

「知人からもらった『Wii』の使い道がなかったので利用者に遊んでもらおうと施設に持ってきたんです」と副施設長の石神さん。利用者に使い方を教え、食堂を兼ねたホールで試しにボーリングゲームを行ってみたところ大変な反響だったという。ゲームの参加者は回を追うごとに増え、現在では毎週金曜日にホールに集まってゲーム大会を行っている。使用している大型スクリーンは28年前にこの施設ができた際、映画鑑賞用に購入したものだが長い間眠っていたのだという。スクリーンを使用する事で臨場感が増しボーリングの玉が転がってくるのを見て拾おうとかがみ込む利用者も見られるとか…

参加するということ『Wii』の効果

「施設に入所してきてすぐは、なかなか他の利用者と打ち解けることができない方も多いんです」と石神さん。現在では、入所当日でもゲームに参加することで他の利用者とすぐに打ち解けるケースがみられるという。『Wii』を活用するようになってから「施設内の雰囲気が変わった」と利用者も職員も一様にその効果を認めている。

実際、手先の微妙な動きは認知症の防止に役立ち、大きな声を上げて笑うことはストレスの解消に大いに役立つのだ。
また、『Wii』の開催日には利用者は揃ってよそ行きの服を着てくるのだという。施設内の社交の場として定着しつつある『Wiiの日』。石神さんは「いつか他の施設でも『Wii』を導入するところが出てきて、『施設対抗ボーリング大会』なんて開催してみたいと思っています」

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【軽費老人ホーム 福寿荘
船橋市古和釜町791-1
☎047-462-2021

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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