2010年04月01日 配信

船橋市には822町会、24地区連がある。これらの連絡・調整・指導をはかるのが自治会連合協議会。

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自治会組織がしっかりしているといわれる船橋市。
自治会・町会ではどのような活動を行っているのだろうか?

 ――自治会連合協議会とはどのような組織なのですか?

会長 船橋市の場合、昭和35年5月に地方自治法260条の2号を根拠に、自治会連合協議会が設立されました。町会や自治会は、地域の共通課題を解決するため組織される地縁の団体です。共通課題とは、安心・安全問題、環境問題、福祉問題、教育問題、地域振興などが挙げられます。船橋市内には現在822もの町会(自治会)が存在しますが、個々に市に対して陳情を行うと効率が悪いので、町会と市の調整役として自治会連合協議会が組織されました。

――地域の防犯・防災対策にはどのようなものがありますか?

会長 地域ごとに自主防犯組織が作られています。現在のところパトロール隊が362団体、9,555名登録されており、スクールガードに324団体、4867名の登録があり、地域の防犯や子どもたちの安全に対して自主的に取り組んでいます。
さらに、防災組織、自主防災組織など451団体が町会・自治会単位で組織されています。

――環境問題と町会の関わりは?

会長 ゴミステーションが市内に約1万5千ヶ所。防犯灯が約3万6千400ヶ所がありますがこれらの管理を行っています。また、端境における管理の仲裁などは自治連で行っています。そして、温暖化に対しては市民の立場として何ができるのかを協議しています。

――福祉や教育問題にはどのような取り組みがみられますか?

会長 基本的な概念として第一に『自助』次に『共助』最後が『公助』と定義付けし、町会では『共助』を担う組織として10年ほど前から地区ごとに社会福祉協議会というものを設立しました。地区社協をベースに、高齢者を中心とした生涯学習や地域の学校支援など教育問題に取り組んでいます。
さらに地域振興について神社・仏閣の保存、歴史や文化の継承、農業の振興問題なども町会で取り組んでいる課題です。
自治会連合協議会は、町会単位で行っている事業の統括をし、市との連絡や調整を行う組織です。船橋市は、地区ごとに24地区に分けられた『地区連』がある為、行政との連携がスムーズに行われていると思います。

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【プロフィール】
清水光明(しみずこうめい)
船橋市自治会連合協議会会長

昭和2年2月3日生
昭和37年 山野町会副会長
昭和44年 二宮睦自治会会長
昭和49年 三山地区自治会連合協議会会長
       船橋市自治会連合協議会副会長
昭和58年より船橋市自治会連合協議会会長就任 現職
平成9年より全国自治会連合会理事4期

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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