2009年05月01日 配信

oda.jpg踊る大捜査線等で活躍する
小田さん。

「お待たせしてすみません」三井ガーデンホテル船橋ららぽーとのロビーに現れた小田淳さんは、同ホテルの顔、チャートハウスを預かる立場だけあってスーツ姿がビシッと決まっている。
が、実は小田さんの本業は別にある。

『小田竜世』。劇団『フィーバー・ドラゴン・ネオ』の座長を務め、メディア・ファクトリー所属俳優としてテレビなどにも出演している俳優さんだ。代表作は脚本・演出も手がけた、女子プロレスラーの苦悩などを描いた『RING』(東京・大阪で公演)や、『踊る大捜査線The Movie』など。

出身は県立船橋二和高校。「演劇部の子に大道具を手伝ってと頼まれて、気付いたら役者もやらされてて(笑)。でも初舞台後、涙が止まらなかった」皆で一つのものを作りあげる演劇の魅力にとりつかれた。同校演劇部は顧問の土田峯人先生の下で、全国大会優勝など輝かしい実績を残し、小田さん自身も実力をつけていった。

高校卒業後、先輩に誘われて劇団に入団。数年後、『フィーバー・ドラゴン・ネオ』の前身『フィーバー・ドラゴン』を旗揚げした。劇団名の由来は「パチンコと格闘技が好きだったから」

約10年の活動後、演劇性の不一致により『フィーバー・ドラゴン』は解散。当時のメンバーのほとんどは、現在はサラリーマンなどになっているという。「舞台はお金になりませんから。だから私もここでアルバイトをしてる。本当に好きじゃないと演劇は続けられないですね」

演劇を続けるため、正社員にはならないと言う。
「でも、ホテルの仕事も必死です。公演などで2ヶ月休んだりしますからね。人の倍働いて自分がいる理由を作らないと。ドラマなんて1回コケればもう仕事はこないから必死ですけど、ホテルの仕事もそれ以上の緊張感を持ってやってます。」

目指すのは、やはり俳優業だけで生活できるようになること。
「芝居は、一生懸命生きている間の2時間を頂いて観てもらうわけです。だから絶対に感動させないといけないと思ってます。記録じゃなくて記憶に残したい。演劇は1回勝負。その真剣勝負がおもしろいんです」
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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