2009年01月01日 配信

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旅館女将(割烹旅館 玉川) 長野與子さん

ながのともこさん
 
大正ロマンの宿として知られる船橋を代表する割烹旅館「玉川」。
歴史ある旅館の三代目女将を務める長野與子さんを訪ねてみた。
 
船橋でも有名な割烹旅館に生まれ育った長野與子さんは、大学の英文科を卒業した後、サラリーマンをしていたご主人と結婚し普通の奥様として暮らしていた。「若い頃は、旅館の仕事が嫌で仕方がなかった」という長野さんだが、先代であるお父様が亡くなられたのを機に若女将となった。「小さい頃から旅館業を見て育ってきたことと、古くからの中居さん達がしっかりとサポートしてくれることで自然と女将になってゆきました。女将の仕事は割烹旅館というひとつのチームをしっかりと纏めていくことです」と語る。女将業は、お客様の接客から従業員への指示、そして、部屋やお風呂、料理と、あらゆることに気を配らなければならない肉体的にも精神的にも大変な仕事。そんな、忙しい日々の中、最近、長野さんを夢中にさせているのがフラダンスだ。「フラダンスは人の心を癒すことのできる本当に奥が深い音楽です。笑顔を絶やさないハワイの人達の自然な姿は、接客業をしていてとても参考になるところがありますね」と静かな笑顔で応えてくれる。年に一度の海外旅行も楽しみにしているという長野さん。「今後はしっかりとした跡継ぎが育ち、大好きな海外旅行に気軽に出かけたい」と目を輝かす。まだまだ「玉川」には與子さんの笑顔が必要。でも、少しでも早くそんな日が来ることを願ってます。
 
プロフィール
船橋で生まれ育つ。40代後半に実家である割烹旅館「玉川」の三代目女将に就任。
以来10余年に亘り、「玉川」を取り仕切ってきた。最近は外国人宿泊客に対応するため
英会話にも挑戦しているという。茶道、華道、書道にも精通する。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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