2021年05月16日 配信

市内にある保育園・幼稚園・支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子ども達の未来」を語っていただきます!

インタビュー 菅長(すがなが)学園

 

[ 住所]船橋市三山6-18-10
[ 電話]047-477-7799

音楽、英語、プールなど多彩な指導に、裸で過ごす園児たち。近隣のみならず市外から通う園児も多い、同園の理念とは?

――「菅長学園」とはどんな園ですか?

 私の義父・菅長龍男が1967年に音楽教室を立ち上げ、1972年頃には音楽教育に力を入れた園になったようです。当園は、質の高い教育を掲げ、行政の援助を受けず認可外の幼児教育施設として50年以上の歴史を誇り、遠方から1時間かけて通園される方もいます。必要以上に広い園庭や講堂を持たず、学芸発表会などは公共ホールで行っています。

 1975年にはイギリスから先生を招き、それ以来「英語遊び」は、園の中心的カリキュラムになり、現在7人の外国人先生が常駐して、日常の中で自然と英語に触れる環境になっています。この外国人先生と過ごすコマ数によって、3つのコースがあり、普通クラスは毎日1コマ、英語クラスは約半分、バイリンガルクラスはほぼ全日を英語環境の中で過ごすことになります。しかしあくまでも日本の園として、挨拶に始まる日本文化への眼差しを忘れることはありませんし、バイリンガルクラスも日本人担任が一緒に指導します。

 もし、園の基本方針を一言で表すならば、「チャレンジ」です。英語はもちろん、プール、裸教育など、先駆的な試みそのものがチャレンジであり、園児たちのチャレンジ精神を刺激するものです。

 上半身、なるべく裸で過ごす裸教育については、日本で育つ子どもたちが、日本の環境に適応する目的も持っています。免疫力も高まり、何より頻繁に繰り返される着替えは、幼児の基礎能力を鍛えます。プールは毎週スイミングスクールのプールに行き、卒園時には25mを泳げるほどになるんです。時に、当園のカリキュラムを「英才教育」と評されることもありますが、目的はあくまでも基礎能力を刺激しつつ、種を蒔くことに他なりません。

――多彩な課外クラブも

 当園では「クラブ」と呼ぶ多彩な課外クラスもあります。造形あそび、バレエ、書道、日舞、パソコンなどがあり、講師陣は各界で活躍する専門講師が本格的な指導をし、保護者からも好評です。さまざまな体験をすることで知的好奇心を刺激し、幅広い成長を促し、将来、世界をベースに日本人として活躍する土壌になるに違いない、と考えるからです。

――未来予想図を教えてください

 認可を受けていない園だからこその利点を生かし、今後も独自性を保ちながら、時代のニーズにも合わせていきたいです。子どもたちの可能性の種をまき、将来、大きく羽ばたいてもらいたいですね。


園長補佐 嶋崎 靖 先生

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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