2023年06月29日 配信

市内の2つの競馬場
地方競馬の船橋競馬場(船橋ケイバ)と中央競馬の中山競馬場。馬券を買うだけでなく、子どもも大人も楽しめるスポット紹介します。

イルミネーションやグルメも楽しめるもハートビートナイターも
船橋ケイバ


新しくなった施設。敷地内には32の廐舎があり、なんと約600頭の馬がいるとか

 ららぽーとTOKYO-BAYの目の前にある船橋ケイバは、昨年3月に施設の一部が新しくなりました。子ども連れや女性も利用しやすいように授乳室や女性専用休憩室を完備。スタンドのテラスにはベンチがあり、パドックの馬を眺めることもできます。船橋ケイバ開催日には「キャロッタふわふわランド」や「キッズお菓子すくい」などのイベントも。


「ウィナーズビューシート」(5人まで3,000円)などの指定席ではゆっくり過ごせます。昨年秋に入れ替えたというオーストラリア産の白砂の美しいコースも必見

来年5月には、さらに新しいスタンドも完成するのでお楽しみに!


マスコットキャラクターのキャロッタ

フード


焼きそばにカレー風味のあんがかかった「あんかけ焼きそば」が人気の「東西売店」と、もつ煮込みが人気の「田久保売店」のほか、船橋ケイバでのレース開催日にはキッチンカーも出店

ショップ&グッズ

 

おみやげにミニマスコットやエコバッグなどのキャロッタグッズも

パドック


間近でサラブレッドが見れるパドック


スタンド4階にあるテラス。ベンチもありパドックを眺めることもできます

船橋ケイバ
DATA
住所:船橋市若松1-2-1
営業時間:レース開催日によって異なる
P:あり(有料)
次の本場開催日は6/19~23、7/21~25、8/5~9(以降はHPで)
本場開催日のみ入場料100円(15歳未満無料)
 
馬券を買わなくても楽しいこといっぱいの“馬ワンダーランド”
中山競馬場


レースが開催されている様子©JRA

 春の皐月賞、年末の有馬記念が有名な中山競馬場ですが、レース以外にもグルメや子ども向け遊具など、楽しめる場所がたくさんあります。

 中山競馬場は中央競馬開催日(原則として、毎週土・日曜日)に営業しています。詳細はホームページ等でご確認ください。


JR船橋法典駅から続く地下道「メモリアルウォーク」にはGI優勝馬と騎手の写真がずらり

馬車


馬車に乗れるイベントも!(詳細はホームページを要確認)

フード


広くてきれいなフードコート

パドック


レース前の馬を間近で見ることができるパドック

ショップ&グッズ

 
「ショップ」はオリジナルグッズがいっぱい


アイドルホース「ソダシ」のぬいぐるみ。他にTシャツなどウエアも

競走馬のグッズもたくさん


オリジナルデザインのかわいいグッズにキュン


正門近くにある馬頭観音。競馬関係者や多くの来場者が参拝する


スタンド1階の奥にある「神社」

子ども向けひろば


「うまキッズひろば」は遊具がいっぱい。屋根付きの休憩場所も完備


巨大遊具も馬のデザイン。「ふわふわドーム」も

中山競馬場
DATA
住所:船橋市古作1-1-1
TEL:047-334-2222
中山競馬開催日
開門時間:原則として9:00
入場料:200円(15歳未満無料)
パークウインズ時(場外発売時)
開門時間:原則として9:15
入場料:無料
詳細はホームページをご覧ください。

70x50mと広々とした馬場。奥の建物は右がクラブハウス、左は廐舎が並ぶ
 
 3つの馬場(1つは屋根付き)でのびのびと乗馬が楽しめる乗馬クラブです。「ドレッサージュ」とは演技の正確さ、優雅さを競う「馬場馬術」で「ステーブル」は厩(うまや)のこと。並足15分間の「引き馬」や「体験乗馬」は2,000円から、「ビジターレッスン」は45分で9,000円から受けられます。クラブハウスはロッカー、更衣室、シャワー室完備。
 
大会に向けて練習中の羽中田(はちうだ)さんはトップトレーナー
 

食事の時間になると首を出す馬たち
 

ビジターも大歓迎。乗馬体験に来てください
トレーナーの忍澤さん

 
尾形ドレッサージュステーブル
DATA
住所:船橋市豊富町1316-4
TEL:090-4707-1199
営業時間:日の出から日没まで
定休日:なし
P:あり
送迎:東葉高速八千代緑が丘駅間他は要相談

3〜10歳対象のポニー引き馬体験(3周550円)もあり、子ども連れも歓迎
 
 高根町にある「ペガサス乗馬クラブ」では、1鞍40分の乗馬体験(5,500円)が楽しめます。「会員は女性が8割で、最年少は小学生と、幅広い年代の方がいます。楽しさを知ってもらい、乗馬人口を増やしたい」とスタッフの横田さん。騎乗準備から馬の世話まで学べる40分×3鞍の「ベーシックコース」(11,000円)も。
 

広々とした施設でゆったりと乗馬が楽しめる。馬と呼吸を合わせ、終わる頃には汗だくになるという声も
 

木や竹、馬糞などを堆肥にする「緑化リサイクル事業」も行う
 

初心者も大歓迎。丁寧にサポートするので安心してお越しください
スタッフの横田さん
 
ペガサス乗馬クラブ
DATA
住所:船橋市高根町217
TEL:047-439-1021
営業時間:8:00~17:00
定休日:月曜

1周約50mの乗馬を体験できる。白くてかわいいポニーのモモちゃんは、女の子から人気
 
 ふなばしアンデルセン公園にあるワンパク王国ゾーンでは、ポニー広場で乗馬体験(1周100円)ができます。対象年齢は5歳から小学校6年生まで。4頭のポニーがいて、中には体高約135cmの大きいポニーも。どのポニーに出会えるかはその日によってのお楽しみ。ポニーに触れて、毛の柔らかさや暖かさを体感することもできます。
 
1周終わったところで記念撮影のスポットも。写真のポニーは4頭のうち唯一の男の子、きららくん。白い靴下を履いているようでおしゃれ
 
ポニー広場の前にある券売機で、事前にチケット購入が必要
 
かわいいお馬さんがいっぱいいるので、ぜひ遊びに来てください
動物スタッフの安達美和子さん。4頭の中でいちばん年上のリンダちゃんと
 
ポニー広場の利用時間
10:30~11:45 13:30~15:30
7月20日~8月31日は利用時間が下記に変更
10:30~11:30 15:00~16:15
ふなばしアンデルセン公園
DATA
住所:船橋市金堀町525番地
TEL:047-457-6627
営業時間:9:30~16:00
定休日:月曜
ゆっくり選んでもらうため、完全予約制。スタッフが丁寧に説明してくれます
 
 乗馬用品・馬具などを扱う「乗馬用品プラス」。もともとネット販売のみでしたが、実際に触れてじっくり選んでほしいとの思いから、6年前に実店舗がオープンしました。店内にはブーツやウェア、子ども用やお得なセット用品も用意。馬がデザインされたスマホケースやバッグ、マグカップなどもあり、乗馬をしない方も楽しめます。
 
文具やアクセサリー、キーホルダー(250円〜)など、オリジナル商品も多数
 
 

気軽に利用しやすいように価格を抑えた商品をそろえています。初めての方も気軽に来てください
代表の池田洋平さん
 
乗馬用品プラス
DATA
住所:習志野市鷺沼台3-17-15
TEL:047-769-9015
営業時間:10:00~17:30(完全予約制)
定休日:土曜・祝日
P:1台
 千葉県北部に広がる下総台地は、何百年も昔から馬の放牧場(「小金牧」と「佐倉牧」)でした。「小金牧」の1つである「下野牧」(しものまき)は船橋から千葉市にかけて広がっていました。船橋の「下野牧」には江戸時代に築かれた野馬土手が現存しています。馬は、昔は運送や農作業の担い手でした。国内外で戦争の犠牲になった馬も。市内には亡くなった馬を祀った馬頭観音が400基以上残っています。千葉県の他の地域と比べて突出した数であり、船橋では人と馬とのかかわりが密接であったことがわかります。
 ここではちょっと昔(昭和初期)の馬と人との記録やお話を紹介します。
 
江戸時代の下野牧(「船橋市郷土資料館」協力)原図:国土地理院発行5万分の1「佐倉」平成9年修正
 
江戸時代に馬の守護神として祀られた「駒形稲荷」(旭町)
 

馬追いの勢子(せこ)土手であった二和野間土手(二和東)
 

江戸から平成時代の馬頭観音が並ぶ(芝山)
 
夏見の”立馬茶屋(たてばぢゃや)“
 (戦前の昭和では)夏見を通る県道は当時主として荷馬や荷車がひんぱんに往来していた。農家の人ははだか馬に米や野菜、薪などの小荷駄をくくりつけ、ときには1人で馬を3頭も引いて町へ向かった。こうした荷馬車のために、沿道には「立馬茶屋」と呼ばれる藤棚のある休憩所が夏見地区に2軒あった。今でいうドライブインのようなもので、農夫は丸太に馬をつないで一服した(「夏見台発祥40周年記念誌」夏見台連合自治会(現:夏見中央自治会)
日清、日露戦争で徴発された48頭の馬の記念碑(前貝塚町)
 
戦争で馬と涙の別れ
生家には昔から馬がいました···馬は懐くと可愛いものです···その馬も戦争中(第二次世界大戦)の供出で軍馬にとられてしまいました。小石川まで父が引っ張っていきましたが、帰りに「ひひーん」と泣かれて涙が出たそうです(金堀町·鈴木明道さんの親戚の手記から)
馬頭観音には毎年お盆にお参りします。
私は農耕馬の記憶はありませんが家族と同じ存在で大切にされていたのでしょうね
代々農業を営む鈴木さん(金堀町)
 
森に佇む様々な馬頭観音(豊富町)
 
馬好き集まれ!
日時:7月20日(木)18:30~20:30
場所:市場カフェ(船橋市場内。Pあり)
※先着12名限定。
定員になり次第申込締め切ります
会費:3000円(1ドリンク、おみやげ付)
内容:馬が好きな方、馬に興味ある方、一緒に馬について語りませんか?まいふなライターが誌面に書ききれなかった馬情報もお伝えします!
参加ご予約はこちらから
 
 東武アーバンパークライン「馬込沢駅」周辺には「馬込沢」(鎌ケ谷市)、「馬込町」「馬込」「馬込西」の町名があります。「馬込町、馬込沢駅も牧場に因む名称であるが延宝年間(1670年代)以前に、後の馬込町か藤原町内にあったらしい捕込(とっこめ)に由来するものである」との記述も(「郷土史の風景」船橋よみうり新聞社発行、綿貫啓一著)。捕込とは馬を追い込むために土手で仕切った馬込のこと。
 
馬込沢駅
 
木下街道沿いにある馬込天満宮は地元の鎮守様
 
 

馬込沢にちなんだオリジナル馬グッズがたくさん
 
 馬込沢駅から徒歩3分のファッションと小物、アンティークのお店。2018年創業当時から駅名にちなんでデザイナーとコラボしたオリジナルの馬グッズをそろえています。毎年創業月の4月には新作も。
 
おしゃれな小物や衣類に胸が躍ります
 
創業当時からのオリジナル馬柄Tシャツ
 
vinvintemitemi(ヴィンヴィンテミテミ)
DATA
住所:船橋市上山町3-648-8
TEL:047-779-2602
営業時間:12:00~19:00
定休日:月・火曜
P:なし
 
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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