2023年05月30日 配信

今年からは移動手術車も始動。約170人のメンバーと共に猫の救助・保護・里親探しを行う団体
NPO法人猫の森

習志野台の一画で猫の保護活動をしている団体がある。市外からもボランティア参加する人もあり、関わるメンバーは総勢170人。船橋市とも連携し、幅広く活動しています。


保護している猫たちの里親を見つけるための譲渡会会場にて。前列左から2番目が代表の北村さん。譲渡会では、保護猫を預かるボランティアメンバーが会場に集まり、希望者とコミュニケーションを密に取って譲渡につなげている

個人で保護活動を始め、今では市とも連携して活動

 「猫の森」は2017年に設立。代表の北村さんが自宅近所で多頭飼育されていた猫たちが放棄されたことをきっかけに活動を開始しました。現在は船橋市習志野台に事務所と保護猫が暮らす部屋を構え、約100人の「お世話ボランティア」、約20人の「ミルクボランティア」とともに同所で保護猫をケア。さらに約50人の「保護猫預かりボランティア」が自宅などで保護猫を預かっている団体です。

 月1回は「ふれあい譲渡会」を開催。事務所が入るビルで行うほか場所を変えて実施することも。「預かりボランティア」も会場に立ち、特徴などを細かく伝えます。譲渡後も里親からの相談にのったり、猫の様子をヒアリングするなど、猫の生涯に寄り添った活動をしています。

 最近では船橋市動物愛護センターからの依頼で、猫の救助に出向くこともあるのだとか。「飼い猫であるなど、行政ではカバーできない部分を私たちが動ければ」と北村さんは話します。

4月から市内初の取り組み開始、移動式の不妊手術を公民館で

 今年4月からは新たな挑戦が始まりました。北村さんたちはクラウドファンディングで集めた資金で移動手術車を取得。その移動手術車で市内公民館を周り、公民館の駐車場で猫の不妊手術を受け付けるというものです。手術費は一匹5千円と低く設定され、術後は目印として耳にカットが入ります。初日となった北部公民館での開催日には野良猫を含む16匹の猫が手術を受けました。


ふれあい譲渡会


保護猫が暮らしている部屋。事務所と隣接し、約35匹の猫を「お世話ボランティア」とともに保護。さらに約50人の預かりボランティアも各自保護している


部屋で過ごす猫たち。「預かりボランティア」の中には、タレントのサンシャイン池崎さんや元野球監督のラミレスさんもいる


医療器具もそろった移動手術車。市内を中心に出張を受け付けている。出張受付は最低5匹から

NPO法人猫の森
代表:北村由紀子さん
事務所:船橋市習志野台2-72-14進光ビル2階
TEL 047-404-2288
www.neconomori.com/
メンバー数:約170人
活動場所:船橋を拠点とした千葉県内

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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