2023年11月30日 配信

各校ともに特色が違う市内の学校。市内の学校を巡りながら、各学校の特徴も発見していきましょう!

豊富小学校



自然に恵まれた森の小学校
4階建ての校舎は南向きで、視界をさえぎるものはありません。アンデルセン公園に隣接し、見渡す限り森と農地が広がっています。遊具のある場所は夏には濃い木陰ができます

 今年で150周年と歴史ある小学校で、明治6年に金堀竜蔵院に開校したのが豊富小学校の始まりです。昭和29年に千葉郡豊富村立豊富小学校から船橋市立豊富小学校に改称されました。学区は豊富町、小野田町など8つの町と広範囲のため、昭和37年からスクールバスを運行しています。自転車通学が5~6年生に許可されているのも豊富小学校ならでは。各学年1クラスで、全児童数は市内で最も少ない合計146人です。

 昔から農地が広がる地域で、現在も畑や果樹園、水田もひろがり、児童の家庭は先祖代々地元に生まれ育った方が多く、船橋市では稀有な地域と言えます。そのため地域のつながりは強く、PTAのみならず地域で惜しみなく子どもたちをサポートしています。

 のびのびとした環境で「児童は素直で元気」と永富善浩教頭先生。「総合学習」で土に触れる機会が多く、全校でサツマイモの苗植えから収穫までを体験します。成育途中の草取りや肥料を与えるなどの手入れは近隣の農家やPTAが手伝っています。作物ができるまで手間と苦労があることを生産者本人から聞き、収穫の喜びを経験することで、食への関心が深まっているようです。

 150周年記念の数々のイベントや11月10日の音楽会、18日の式典は1年以上前から学校とPTAによって準備されました。児童にとっても地域にとっても思い出深い年になることでしょう。


市内で唯一スクールバスと自転車通学
学区がとても広いので登下校時にはスクールバス2台が運行し50人の児童が利用しています。5~6年生は7人が自転車で通学しています


校庭には卒業生が作った大きな恐竜が
年季の入った恐竜は数年前にPTAのボランティアが塗り替えてきれいにしてくれました


恐竜は元同校教員がイラストにデザインして先生方のポロシャツにも!

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地域が支えるクラブ活動
地域の方たちの協力で「グランドゴルフ」や「ウクレレ」のめずらしいクラブがあります


ドッジボール部「豊富ATHLETE」
7月の「全日本ドッジボール選手権千葉大会」で予選リーグ、決勝トーナメントを戦い抜き、見事、第4位に入賞。(緑のユニフォームが豊富ATHLETE)



本物の農作業を体験
地域の農家の協力で「総合」の時間に田畑で授業!1年生はニンジン収穫。3年生は梨の成育から収穫まで、5年生は田植えから収穫までを農家の田畑で行いました。稲刈りは鎌を使い、昔の農家の苦労を実感。一粒でも多く収穫できるようがんばりました。学んだことは個々にまとめて「梨博士」「お米博士」を目指します

 
今年は創立150周年の歴史ある小学校
6月には全校でバルーンリリースが行われ約600個の風船が空に放たれ歓声が上がりました


校内には昔の豊富小学校や地域の写真が飾られています


PTAが熱い!
保護者は同校卒業生が多く、保護者同志が幼なじみだったりとつながりが強く団結して児童のスクールライフをサポートしています


バルーンリリースも朝早くから多くの保護者がお手伝い。150周年実行委員長が熱いメッセージを送りました

記者が感じた
豊富小学校と地域の特徴

◎船橋にもこんなに緑あふれる地域があるのかと感動しました。「ふなばしアンデルセン公園」に隣接し、「船橋県民の森」も徒歩圏内です。高い建物は校舎くらいでしょうか。この環境が未来も守られるといいなあと思います。

◎保護者のどちらかが3代、4代前から同校の卒業生の家庭が多いそう。そのため保護者同士も同窓生だったりとつながりが濃い地域で驚きました。同じ苗字の児童が多いので児童同士は名前で呼び合っていてとてもアットホームに感じました。

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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