各校ともに特色が違う市内の学校。市内の学校を巡りながら、各学校の特徴も発見していきましょう!

船橋情報ビジネス専門学校 こども学科

　　
施設は本館から5号館まで本館は天沼公園の目の前
本館には学生ホールや就職指導室もあります。Webクリエイター科の「自販機ラッピングコンテスト」で選ばれた作品が、実際の自販機のデザインに。同校のオリジナルバッグも学生がデザインしています

　船橋情報ビジネス専門学校(FJB)は、もともと「津田沼洋裁学校」として昭和23年に創設され、昭和59年4月に「船橋情報ビジネス専門学校」に校名変更しました。「若者をハッピーに!」を教育理念とした同校は、今年で創立42周年を迎えます。また、市内で唯一の保育士資格が取得できる「こども学科」がある学校です。

　「専門学校は技術、資格、就職を主目的としていますが、私たちが重視しているのは人間教育」と学校長の鳥居高之さん。「職業人である前に、よき社会人であって欲しい」とも。

　同校には大学併修コースの「ITエンジニア科4年制」を始め、2年制の「情報処理科」、「Webクリエイター科」など7つの学科があり、学生数は1037人。

　保育者不足の解消を目的に、同校にある複数の姉妹園を活かし、平成28年に3年制の「こども学科」が新設されました。同科では幼稚園教諭2種免許と保育士の資格が取得でき、現在1~3年生の約30人が通っています。姉妹園が5つあるので、「常に子どもたちと交流できて、実際の現場の先生の声が直接聞けるのも強み」と同科の主任·生越雅志さんは話します。「ITだけでなく『人を育てる』ことをモットーにしている学校なので、保育者の育成につながっている」とも。

　卒業後はほとんどの学生が県内の保育園や幼稚園、施設などに就職しています。多くの人に求められている保育者になるために、学生らは実習や勉学に日々励んでいます。

保育士資格が取得できる市内唯一の学校
こども学科は船橋駅から徒歩4分の3号館

駅前通りに面した3号館は、1階が「トレポンテ駅前保育園」、2·3階がこども学科の校舎。2階には遊具もあり保育園の子どもたちが遊びに来るので、日頃から子どもとの交流があります。校内には30台の電子ピアノ·パソコンのほか、グランドピアノも

屋上には天気によって色が変わるウェザーライトがあるユニークなデザイン

5つの姉妹園で現場実習も
校内にある「トレポンテ駅前保育園」のほか、みどり台幼稚園、夏見台幼稚園・保育園、サンヴェルデ保育園が姉妹園。現場実習が充実しているので、子どもや保護者への対応力を学ぶ機会が多いのもFJBこども学科の特徴の一つ

　
校舎内には季節に合わせた手作りの装飾があちこちに

こども学科の授業でもパソコンが一人1台
ビジネス系の資格も取得できるのがFJBこども学科の強みの一つ。「カリキュラムの作成や園だよりなど、役立つスキルが身につく」との声も

　
幅広い授業内容市内で活躍する講師も
劇で使う小道具や衣装なども手作り、ストーリーも子どもたちに分かりやすく伝えるために学生自らアレンジ。子どもたちに発表する機会も

卒業研究発表会に向けて準備中

輪になって楽しみながら学んでいる英語授業の様子。船橋を主な活動拠点にしている英語講師や体育講師のほか、市内在住のイラストレーター·小倉正巳さんの授業も

　
子どもたちが園で体験するさまざまな体験や行事を、授業にも取り入れています。先日の研修合宿では鴨川の海に行き、サンドアートや磯遊びなどを体験したそう

将来の夢について目を輝かせながら話す学生
(左から)3年の浅野さんは「保護者の方にも寄り添える保育士になりたい」、2年の大木さんは「適した『言葉がけ』ができるよう、さらに知識を深めて実習で学びたい」、1年の吉野さんは「子どもたちから『こういう大人になりたい』と思ってもらえるような保育士になりたい」とそれぞれ夢を話してくれました

　
マスコットキャラクター『はぴに』誕生
FJBの教育理念「若者をハッピーに!」から今年誕生した『はぴに』。「イベントごとに違うデザインの『はぴに』ステッカーを用意しているので、9月16日(土)のオープンキャンパスに遊びに来てください!」と呼びかける入学相談室の笹子孝幸さんと春日真那実さん

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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