2023年02月23日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

高根東小学校

 
坂道を登ったところにある校舎
正門から坂道を登ったところに校舎があり、校庭から見ると、山の上に校舎が見えます。縄文時代の古和田台遺跡があった場所で、学校建設前には発掘調査が行われ、竪穴式住居跡が8軒見つかったほか、土器や耳飾りなどが出土したそう。校舎前には石碑も

 昭和47年に開校し、昨年50周年を迎えた高根東小学校。高根台第一小(平成18年廃校)と高郷小、高根小から児童を受け入れ、1007人でスタートしました。現在3年生は2クラス、それ以外の学年は3クラスで全児童511人です。

 谷地に田んぼが広がる谷津田があった場所のため傾斜が多く、正門から急な坂を上ると校舎があります。校庭はもともと水田だった場所にあるため低い場所にあり、校内の高低差が大きいという特徴があります。校庭は高根中学校の校庭と隣接しているため、広々としています。「中学の部活の様子などを日常的に見ているので、部活のイメージはつきやすいようです」と教務主任の吉川泰斗先生。近隣校との交流も盛んで、同校の音楽部は、高根中吹奏楽部と合同で演奏会で発表したり、船橋東高校の書道部の生徒が来校して、5、6年生を対象に書き初めの指導をしたりしてくれました。

 「畑の先生」と子どもたちが呼ぶボランティアの山市さんは、朝暗いうちから畑を管理し、トマトや里芋など季節ごとの野菜を子どもたちと一緒に育て、収穫しています。また、同校は門が5つありますが、約20人のスクールガードの方の協力で、子どもたちは安全に通学しています。

 「素直で人懐こい子どもが多い」という清水礼子校長先生。今年度は運動会やうたごえ集会、持久走などの行事が開催され、みんなで協力して楽しい思い出ができたそうです。

 


広々とした校庭は中学校と半分ずつ
ラインで境界線が薄く引かれていますが、広い校庭があり、奥には高根中が見えます。校庭に行くには急な坂を下りるため、低学年は特に時間がかかってしまうそう


緑豊かな斜面林
開校当初、造成のため木も伐採されていた斜面に、全児童、教職員、保護者、地域の人みんなで植樹活動を行い、開校翌年には植樹した木は1000本に

 
地域の方の協力で畑や階段も
「畑の先生」の山市さんが主に管理する畑。身近な場所で野菜を育て収穫する体験ができます。山市さんが、約1年かけて廃材で作ったという階段も

 


ジャンボすべり台など遊具が充実
高低差を活かしたジャンボすべり台は、子どもたちに大人気。その横にある遊具も人気で、列を成すこともあるとか


高校生による書初め指導
毎年、船橋東高校書道部の生徒らが、書き初めを教えてくれます。お互い、とてもいい刺激になっています


ちょっとした水族館のような雰囲気の場所も。中庭には亀も


生き物がいっぱい
校舎の入口にあるクジャクの飼育小屋。4年生が当番でお世話をしています。現在のジャックは平成24年に同校に来た4代目。夏はきれいに羽を広げることも多いそう


学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」の学び
「7つの習慣」を身に付けて、「なりたい自分」「生きたい人生」になるために必要なことなどを考える「リーダー・イン・ミー」を3年前から学んでいます。6年生の教室には、掲示物がたくさん

記者が感じた高根東小学校と地域の特徴

◎遺跡があった場所というのが驚きでした。開校当初は斜面も地面がむき出しでしたが、みんなで協力して木が植えられ、地域一体となって作り上げた学校だなと感じました。

◎公園のように遊具が充実していて、子どもたちが元気に楽しく遊んでいる姿が印象的でした。坂道が多いですが、毎日の登校で体力がつきそうだと思いました。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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