2023年01月31日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

高根台第三小学校


高根台に3番目にできた学校
L 字型の4階建ての校舎。学区内には新しくなった高根台団地や総合病院、公民館、商業施設などがあります。近くには子どもたちに人気の通称·怪獣公園も。

 昭和47年に開校し、昨年50周年を迎えた高根台第三小学校。昭和36年に高根公団ができたことで人口が急増し、高根台第一小(平成18年廃校)と高根台第二小の各校区の分離合併で設立されました。高根台第一小から130人、第二小から365人を受け入れ、602人でスタートした同校。現在は各学年2クラスのほか、「つくし」2クラス、「たかね」5クラス、「きこえ」1クラスの特別支援学級があり、全児童数は405人です。

 特別支援学級との関わりも多く、今年度はきこえの先生が中心となって校歌の手話を全児童で覚えて、手話をつけて歌いました。特別支援学級の児童と通常学級の児童がペアとなって活動する授業もあります。「いろいろな個性のある子がいて、みんな仲間だよということを理解する場でもあります」と上野基江校長先生。今年は近くにある特別支援学校高根台校舎の4年生と同校4年生の交流会も開催しました。

 地域とのつながりも活発で、公民館と連携して、公民館のサークル体験の授業もあります。今年は3年生が、卓球・大正琴・茶道・太極拳・将棋・フラダンス・チアダンスサークルに参加しました。

 11月の運動会は、全校児童で開催。児童らは手拍子で応援したり、教員らもおそろいのポロシャツを作ったりして盛り上がりました。大玉送りは全校児童で力を合わせて競い、心に残るすばらしい運動会になったそうです。


元高根台第一小学校の教頭だった大塚先生が色鉛筆で描いた学校区のイラストマップ。50周年記念に作っていただきました。学区内にどういう場所があるのかが分かりやすく描かれています。低学年はこの地図を使って、町探検に出かけました


全校児童で運動会
「仲間と共に勝利をめざせ」をスローガンに、全校児童で開催した運動会。開会式では、校歌を手話で歌いました。係活動も復活し、放送や用具、決勝審判など12 の係で高学年を中心に活躍したそうです


先生たちはおそろいのポロシャツで団結
運動会の時に作った教員おそろいのポロシャツ。袖には校章、胸には高根台第三小を表した「TK3」の文字が。背中には、運動会の全種目の絵が描かれています

職員がデザインしました


「つくし学級」の子どもたちとの交流
つくし学級の子どもたちが作った「うらしまももランド」には、ワニワニゲームやきびだんごキャッチャー、りゅうぐうじょう迷路など楽しく遊べる遊具がたくさん。つくし学級の子どもたちが通常学級の子どもたちに遊び方を教えて一緒に遊んで交流を図っています


つくし学級の子どもたちがつくったアマビエ
※「つくし」(知的)、「たかね」(自閉・情緒)、「きこえ」(難聴) の特別支援学級


活気のある図書室
図書館教育の研究校だったこともあり、オススメ本の一覧表や目標冊数に到達すると飾ることができる「認定証の木」と呼ばれるツリーが


チームワーク向上目指してウォーキング大会
コロナ禍で教員同士が集まる機会が少ないことから、チームワークをより一層図るために、ウォーキング大会を開催。万歩計をつけて歩数を競い、優勝したチームには校長先生からの贈り物も


掲示板には情報がたくさん
廊下にある掲示板にはいろいろな情報が展示されています。アンガーマネジメント、耳ややきこえに関する情報などが展示され、毎月新しいテーマになるそうです

 
地域の人たちが先生に
公民館のサークル体験では、地域の方が先生になって楽しく丁寧に指導。12月には近くにある芝山高校の書道部の生徒が、書き初めを教えてくれました


サークルの方によるフラダンス体験

記者が感じた高根台第三小学校と地域の特徴

◎特別支援学級数が多いことから、通常学級の児童との交流も活発だという話を聞いて、とても貴重で大切なことだと思いました。「うらしまももランド」の遊具の工夫が素晴らしくて驚きました。

◎公民館と連携したサークル体験や芝山高校の生徒による書道指導など、積極的に地域とつながっていこうとする取り組みに共感しました。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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