2022年12月29日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

飯山満(はさま)南小学校


白い校舎を背景に季節ごとに彩りを見せる木々
L字型の5階建ての校舎。校舎の前には大きな銀杏の木があり、紅葉がとてもきれいです。正門近くには大木の桜の木もあり、春は見事な桜で子どもたちや地域の人の目も楽しませています

 飯山満南小学校は、峰台小学校・中野木小学校から児童を受け入れ、昭和50年に開校しました。飯山満地区の高台に位置し、飯山満中学校と隣接しています。学区内には住宅が増えてはいますが、いまなお畑や緑が多く残っている地域です。

 各学年3クラスと、今年度から支援学級「おおぞら」がスタートし、児童数は542人。「子どもらしく、おだやかな子が多い」と土井弘昭校長先生。6年生に学校のいいところを聞いたところ、「やさしい子が多い」という声が一番多かったそうです。校外学習などの時には、他学年が「いってらっしゃい」と声をかけたり、修学旅行から帰ってきた6年生を5年生が黒板にメッセージを書くなどして出迎えたりする場面もあったそうです。

 学校のすぐ横には、平成20年に学校、公民館、地域の方が中心となって約1200m²のビオトープを整備。2つの池と遊歩道、花壇や小さな山もあり、子どもたちが自然を身近に感じ、遊びながら学ぶ場になっています。

 地域とのつながりが強い同校には、「学校応援隊」と呼ばれるボランティア団体が、登下校の見守りや校内整備など幅広く協力。また、市民の会・PTAの方が協力して「あいさつ運動」や月1回の除草作業を行っています。本年度は飯山満中の美術の先生が講師となる授業も予定しているそうです。

「南小」は花がいっぱい

栽培委員の子どもたちが中心となって、種を蒔いたり、苗を育てたりして花を育て、校内は四季折々の花がいっぱいです。花壇のレンガは、学校応援隊の協力できれいになっていました

歴史ある石の道標

庭園の中に、江戸時代に建てられた石の道標が。同校近くの三叉路から移設された道標には、上飯山満村から、利根川岸の木下(きおろし)への道が示されています

池も花畑もあるビオトープ

ビオトープは自然豊かな場所。夏にはギンヤンマ、秋には大きなトノサマバッタが現れ、子どもたちから大歓声があがったそう
市民の会とオレンジのジャンパーが目印の「学校応援隊」の協力で、校内もピオトープもきれいに保たれています

木で分けられた校庭が 2 つ

校庭は木で区分され、第一・第二グラウンドと呼ばれています。第一では低学年が鬼ごっこ、第二では高学年がドッジボールで盛り上がっていました。また毎週水曜の昼休みは、掃除の時間をなくして、普段よりも長く遊べる「南っ子タイム」があるそう(現在はコロナ対策のため、分散して実施)

地域の方の応援がいっぱい

「コロナに負けるな」と、2年前は市民の会がバルーンの打ち上げを企画してくれたり、昨年は、花の苗をプレゼントしてくれたりしました。一人一鉢ずつ花壇に植えて卒業式と入学式をみんなで祝いました。花壇のデザインは、子どもたちから募集して決めたそうです

校内で拾った素材を使ったかわいい作品

おおぞら学級の前にはクリスマス飾りやサツマイモのツルを使ったリース、落ち葉やどんぐりを使ったかわいい作品がずらり


校内で採取できる植物を上手に使っています

合唱祭は縦割りで

11月の合唱祭は、1~6年生までを1組(1-1、2-1・・)、2 組、3組の3つのグループに分けた3部構成で、3年ぶりに開催。各学年の美しい歌声に、お互いの成長を感じることができたそうです

記者が感じた飯山満南小学校と地域の特徴

◎花壇が校内にたくさん配置され、どの花壇もきれいに整備されていたのが印象的でした。地域の方から全児童に花の苗がプレゼントされたと聞いて、あたたかい地域だと感じました。

◎ビオトープは、以前はホタルを放っていたとのこと。子どもには、ここでの体験はとても重要だと感じたと同時に、ボランティアの協力が素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード