各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!
海神小学校
横に長いベージュの校舎
校庭は三角形で、それほど大きくない広さですが、休み時間は子どもたちは一輪車をしたり、かけっこをしたり、元気いっぱい
海神小学校は、明治6年に船橋小学校の分校として始まり、当時は今の場所から5分ほど離れた「海神村地蔵院」の場所にありました。昭和10年に現在の場所に移転、昭和16年に海神小学校として独立し、昨年は独立80周年を迎えました。
正門を入ると二宮金次郎の銅像があり、その横には「花・読書・歌声・あいさつ・ともだちいっぱい」という同校の目標が掲げられています。
1学年のみ4クラス、2~6学年は3クラス、特別支援学級1クラスの計20クラスで、現在の児童数は612人。部活動はサッカー部、弦楽部、男子・女子バスケットボール部のほか、市内小学校ではめずらしいソフトボール部もあります。ソフトボール部は今年の船橋市小学生夏季大会で準優勝。弦楽部は、3年ぶりに同校で開催された地域の高齢者が集まる「ふれあいサロン」でアンサンブル演奏を披露しました。
三角形の校庭に沿うように東武アーバンパークラインの線路があり、すぐ近くには京成線、JR総武線も走っています。電車の防音のため、2重窓になっている教室も。
八重樫勝伸校長先生は「コロナ禍前と同じ学校生活を送れるようにすることが目標。11月は市民文化ホールで行う校内音楽会や、ボルダリングや縁日などをするPTA主催の校内イベントもあり、思い出がたくさん増えると思います」と話します。来年1月に5年生は、市内では数校しか実施していない雪国体験も予定され、子どもたちは楽しみにしているそうです。
3 路線に挟まれた場所にある学校
校庭のすぐ横には、東武アーバンパークライン線の線路が。JR総武線、京成線の線路もすぐ近くにあります
騒音対策の2重窓
電車の音が授業の妨げにならないよう2重窓になっている教室も
海をテーマにした校章や壁画
校章は丸の海の中に大波を表し、中心には力強い文字で「海神」と書かれています。このデザインは当時の教頭先生の教え子で東京美術学校(現東京芸術大学美術学部)の学生がデザインしたそうです。校庭には海と太陽、カモメが描かれた壁画がシンボル的な存在に
正門付近には銅像や馬のオブジェが
正門を入ると二宮金次郎の銅像があり、同校の目標が掲げられています。その横には校歌が書かれた石碑と馬のオブジェも。銅像の後ろには白い柵で囲まれた池があり、この柵は父親部のお父さん達が、ペンキできれいに修繕してくれたそう
安全に登校できるように保護者らが協力
東海神駅近くの通学路は、道路幅も狭く交通量も多いため、保護者らの協力で朝の登校時間は馬柵で通行止めにしています
校内のあちこちにお花がいっぱい
職員室に向かう玄関や体育館側にある「フラワーワールド」は、コロナ禍前は地域のボランティアの方が手入れをされていたそうですが、今は栽培委員の児童らや用務員さんらが手入れを引き継ぎ、きれいな花がたくさん咲いています
子どもたちが植物とふれあう機会も
地域の高齢者とも交流
海神地区社会福祉協議会主催の「ふれあい・いきいきサロン」が今年は復活。同校の家庭科室で開催され、子どもたちが歌や演奏を披露する場にもなっています
読書が大好きな子どもたち
ボランティアによる「おはなしパフェ」では、絵本や紙芝居を毎回子どもたちは楽しんでいます。11月半ばから読書祭りも開催され、図書委員会中心に、読書クイズや読書郵便、読書ビンゴなど、いろいろな企画が予定されているそう
◎東海神駅から徒歩約5分の場所の住宅街の中にある同校。線路もあり、道幅が狭い道路が多く交通量も多いので、保護者やスクールガードの協力は欠かせないと感じました。
◎日頃の感謝の気持ちを書いた手紙をくれる子が多いそうで、校長室には手紙がたくさん貼られていました。取材中も元気にあいさつしてくれる子が多かったです。
校長先生へ宛てられた手紙
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください