2022年08月29日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

若松小学校

 昭和44年に開校した若松小学校は、現在創立53周年を迎えています。学区は若松1・2丁目、浜町2・3丁目、高瀬町地域になり、隣接する若松中学校には若松小学校の生徒だけが入るそうです。

 開校以来、船橋競馬場で働く家庭の子や若松団地に住む子どもたちが通っていました。昭和50年代前半は1000人を超える児童数を誇っていましたが、団地住人の高齢化により、平成12年は児童数が182人にまで減少しています。平成14年から近隣に大型マンションの建築があり、年々児童数が増加してきましたが、昨年度より、児童の成長と共に1000人を切り、現在児童数は861人(8月現在)です。

 学校の特徴として、校長の秋元陽介先生は「どの学校でも頑張られているとは思いますが」と前置きされ、「わが校の給食は、栄養教諭が毎日作ってくれている『きゅうしょくだいすき』と題したプリントを各教室で紹介してから食事になることですね」と話します。栄養士は栄養教諭なので、食育などの授業もするそうです。

 秋元校長先生は、「これから南船橋駅前の開発に伴いマンションの建設も予定され、今後児童数が変動することも予想されています」と話します。

 「父親委員会」の活動はありますが、今後の検討すべき課題として、連帯感のある地域活動などが挙げられるといいます。

イメージカラーはグリーン

学校のイメージカラーはグリーン。昨年度は外壁の塗装工事が行われ、淡いグリーンが校舎を引き立てています。体育館の屋根も鮮やかなグリーンです


廊下が長い!


立派な松の木を中央にロータリー形式で車が方向を変えられる。「こんな立派な門構えはなかなかないですよ」と秋元校長先生

周囲には団地やマンションなどの集合住宅が並び屋上からは船橋港を見渡せる

北方には「ららぽーとTOKYO-BAY」「IKEATokyo-Bay」などの商業施設、若松団地に高層マンションが立ち並びます

学校は埋め立て地に建ち、船橋港が近く、若松公園もすぐ隣に広がります。夕陽が船橋港を照らす風景は絶景とのことです

毎日の給食プリント『きゅうしょくだいすき』

栄養教諭の斎藤光先生(写真前列中央)と調理員さん。斎藤先生は毎日の給食について、質問形式にしてプリントを作ります。そのプリントを各教室に配布し、担任の先生が読んだり給食係が読んだり、工夫しながら案内しているそうです


カフェのようなメニュー看板

わかりやすい図書館を目指して まず「日本十進分類法」を説明

図書室を利用する前に、壁に掲示している「日本十進分類法」について説明。図書室内は入口のドアを開けた瞬間にどこにどんな本があるのか、わかりやすい工夫が随所に!

比べてみたくなる身長計

あなたの身長は誰と同じくらいかな?
100センチのペコちゃん、ドラミちゃんから、193センチの大谷翔平、203センチの八村塁などの身長が、写真やイラスト付きで書かれています

記者が感じた若松小学校と地域の特徴

◎1年生が3クラス、2・3年生が4クラス、4年生以上が5クラスあると聞いてなぜクラス数が減っているのか気になりましたが、まさに地域環境が反映された結果なんだなと納得でした。

◎今は空き教室もあるとのことですが、南船橋の開発、多目的アリーナの建築など、今後ますます変化が期待される地にある小学校だけに、その変化を受け入れる学校の対応力も素晴らしいと思いました。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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