2022年08月02日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

芝山西小学校

 芝山西小学校は東葉高速鉄道飯山満駅から徒歩約10分の場所にあり、芝山団地の建設に伴い昭和54年に開校しました。芝山東小学校より児童135人を受け入れ、238人でスタートした同校は、各学年1クラスになったこともありましたが、近隣に住宅地が増えてきたことから児童数が徐々に増加し、現在は各学年2クラス、全児童数337人です。

 正門前には芝山団地があり、北側には芝山調整池や神明神社、縄文時代の史跡である取掛西貝塚があります。最近では農地が住宅地に造成され、少しずつ景色が変わってきている場所でもあります。交通量が多い通学路もあり、地域のスクールガードの方が見守ってくれています。

 同校のクラブ活動には特色があり、決まったクラブではなく、毎年6年生がクラブを立ち上げ、年間計画を立てたり活動内容を決めたりします。6年生が4年、5年生に向けて実演を入れたり、スライドを利用したり、様々な工夫をしてプレゼンを行い勧誘します。今年はクッキングや映画、イラスト、ふしぎ発見クラブなど、10のクラブが立ち上がりました。

 また児童会の取り組みとして「いじめゼロ宣言」活動を行っています。いじめ防止の方法を一人一人が考えて紙に書き、校長先生の前で全児童が一人ずつ宣言します。「宣言することでより意識が高くなり、いじめゼロの芝山西小になると思います」と長尾常史校長先生は話します。

緑あふれる校庭

校庭には木々が茂り、まるで公園のよう。現在はモクセイ科の木が花盛り


自然もありつつ、住宅街と芝山団地がすぐ近くにあります


校舎裏にはトトロの森も

三つの輪が描かれた校章の意味とは

校歌に「三輪(みつわ)の誓」という歌詞がありますが、校章には芝山の文字の周りに3つの輪が描かれています。この3つは家庭、学校、地域を表し、3つが連携して「子どもたちが未来の社会に役に立つ人になりますように」という願いが込められているそう

いじめ0(ゼロ)宣言

5年生は「他人の失敗を笑わない」「毎日の言葉使いに気を付ける」など、元気な声で一人ずつ「いじめ0(ゼロ)宣言」を行いました。校長先生は「いじめを見つけた場合にどうするか、というのではなく、いじめをしないために心がけることを宣言していて、5年生らしくて素晴らしい」と声をかけていました

特色のあるクラブ活動

6月に「クラブ立ち上げ集会」が開催されました。6年生は4・5年生に工夫をしながらアピール。4・5年生は「どこのクラブに入ろうかな」と楽しみながら選びます

今年は3年ぶりにプールも

3年ぶりのプールの授業は、人数を制限しながら行いました。近隣の船橋東高校の生徒による「サマースクール」も、3年ぶりに夏休み中に実施予定

七夕に願いを込めて

廊下には七夕飾りが。「漢字がきれいに書けますように」「地震が減りますように」「背が高くなりますように」など、子どもたちそれぞれの願い事が書かれています

地域ボランティアの協力で安全できれいな学校に

通学路は、抜け道になっているところがあり、交通量が多い場所。地域ボランティアのスクールガードによる見守りで、児童たちは安全に登下校しています

長年、校内の雑草取りや環境整備のボランティア活動をしてくれている酒巻清治さん。「子どもたちに少しでも良い環境で過ごしてほしい」という気持ちで手入れをしています。正門近くにある柵も、酒巻さんの手作り

記者が感じた芝山西小学校と地域の特徴

◎「明るくて素直な子が多い」と校長先生が言うように、七夕の願い事もほのぼのする内容が多かったです。

◎芝山団地からの児童は年々減っていますが、校舎裏の畑だったところは宅地造成工事が今も進められていて、全児童数は増えそうだと感じました。

◎地域の人が校内に花を見に来る機会があるそうで、地域とのつながりを感じました。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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