2022年07月02日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

船橋小学校


ウッドデッキのあるモダンなデザインの校舎
横長に広い校舎と校庭。2階のデッキの中央には150周年記念の横断幕が。2022年11月に開催予定の150周年記念式典では、地域の方も参加してもらう参加型の内容を予定しているそう

 市内で最も歴史がある船橋小学校は、明治5年に開校し、今年で150周年を迎えました。JR船橋駅から徒歩約5分、繁華街である山口横丁から一本入った場所にあります。

 平成24年4月から新校舎建て替えのため市場小学校に間借りし、平成26年10月に新校舎が完成。校庭はこれまで確保できなかった100mの直線距離も取れるほど広くなり、校舎は6階建てとなりました。

 現在の児童数は1年生のみ2クラス、それ以外は3クラスと特別支援学級が2クラスあり、全児童数は531人。「やさしく素直な子が多い」と話すのは同校出身の渡邊尚久校長先生。便利な場所に位置することからか、2、3世代そろって同校出身者という児童も多いそうです。

 市内では2校しかない「きこえの学級」、他校の児童も通える「ことばの教室」や「ふなっこルーム」もあります。運動会で特別支援学級の発表の時には、障がいの有無に関係なく、全児童と先生たちが一緒になって踊りました。また、運動会で負けた子どもたちが「悔しい」と言って涙する場面もあったそうですが、「一生懸命取り組んだからこそ悔しいという気持ちがあり、また心の成長を感じました」と話します。

 「『子どもの命をど真ん中に置き』、子どもも教職員も幸せな学校を目指し、自立、多様性、挑戦の3つの目標が達成できるよう、教育活動を進めていきます」と校長先生。


校舎内には「光庭」と呼ばれる吹き抜けもあり、太陽の光が降り注ぎます。椅子などを置いて、くつろぎのスペースにする予定もあるそう  

 
木造校舎時代に使われていたと思われる木の彫刻


住宅やマンションが隣接し、電車もすぐ近くに見えます

体育館は、木を多く使用したナチュラルな雰囲気

2階にある体育館。この3年は体育館で全校児童が集まったことはないそう。朝と放課後はミニバスケットボール部が練習しています。女子ミニバスケットボール部は春季大会で決勝トーナメントに進出しました

屋上にはプールと緑化スペース

今年は3年ぶりにプール学習を行う予定。屋上には太陽光パネルの設置も。理科など学習の場としても利用しています

きこえの学級やことばの教室、ふなっこルームなど特色ある教室

「ふなっこルーム」(学校生活で困りごとの多い児童の相談及び支援の場)の様子。市内には船橋小を含めて6校に設置されています


「きこえの学級」は同校の児童のみが通えます。「聴力検査室」も併設


車椅子で通う児童もいるため、エレベーターも設置

工夫した音楽の授業

感染症対策として、音楽の授業では声を出さずに手の動きで音階を表現する授業もあります

人も交通量も多い通学路は保護者やスクールガードの見守りで安全に

通学路が街中にあるため、地域のボランティアによるスクールガードの見守りや、朝の登校時は保護者の協力のもと、車を通行止めにして通学の安全を確保している場所もあります

運動会は全児童そろって開催

5月に開催された運動会。他学年で演技の見せ合いなどをしながら練習に励みました。5年生のフラッグを使った演技、6年生の心を合わせた扇やリフト、波などの技で盛り上がりました

記者が感じた船橋小学校と地域の特徴

◎市内にあまりない通級指導教室やきこえの学級などがあり、いろいろな子どもが通う学校であることを知った。

◎教頭先生と校内を取材している際、子どもたちが「先生、明日も一緒に遊ぼう」と気軽に話しかけたり、あいさつをしたりする子どもが多く、明るく素直な子が多い印象だった。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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