2022年04月10日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

三山東小学校


三山中学校と隣接している三山東小学校
近隣には二宮神社もあります

 三山東小学校は昭和57年に三山小学校から分離開校、令和3年に40周年を迎えました。昨年6月にバルーンリリースなど記念事業が実施され、10月には記念行事として、同校卒業生の豊田耕三さんと豊田まりさんによる、アイリッシュフルートの生演奏や美しい歌声のステージがありました。さらに児童や保護者にキャラクターを募集し、校章にもなっている水仙をモチーフにしたものも誕生。

 「親世代も同小に通っていたという世帯が多く、地域とのつながりがとても強いです」と話すのは教頭先生。近隣にある二宮神社との関わりも深く、校長先生は「コロナの影響で『二宮神社七年祭』が開催できなかったことは、子どもたちや地域の皆さんが本当に残念がっていました」と話します。

 地域ボランティアとしてスクールガードはもちろん、学校の環境整備や植物の整備、そろばんの指導や絵本の読み聞かせなど、多くの方々に支えられています。これらの活動が認められ、同校は「地域による学校支援活動」の推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞しています。

 給食では、献立作りを授業の一環で行い、児童たちの投票で選ばれたメニューが実際の給食に採用されます。また、物語の中に出てくる料理が「読書給食」として献立に登場したり、日本各地や世界の料理をメニューに取り入れたりなど、バラエティに富んだ給食を通して郷土料理や食文化などを学ぶ食育にも力を入れています。

開校40周年記念事業のバルーンリリース&バルーンレター

バルーンリリースでは、それぞれの児童がメッセージを風船に付けた「バルーンレター」を飛ばしました

手紙を拾った方々から手紙や電話などがあり、遠くは茨城県の取手市、神栖市からも返事の手紙が届きました。届いたメッセージは校長室入口横に飾られています

記念事業としてオリジナルキャラクターの公募も

開校40 周年記念の公募で決まったキャラクター
キャラクターは児童や保護者に広く募集し、児童の作品が投票によって選ばれました。校章のモチーフにもなっている水仙の花弁がかわいらしいキャラクターで、3枚の花弁は「三山東」の3つの山を、そして「やさしい子」「かんがえる子」「たくましい子」の3つの教育目標を表現しています。また「三山東」の「東」の文字が付いたタスキをかけています

校内を巡っていると至る所でキャラクターのイラストが出迎えてくれます

学校と共にある地域ボランティア活動も充実

スクールガード
朝の登校時、児童の安全を見守っています


グリーンボランティア&環境整備
毎週水曜日に、花壇に花を植えたり雑草を抜いたりなど、学校をきれいにしてくれる7人の地域ボランティアの方が活動しています。花壇の世話だけでなく、学校の本棚やパーテーションを作るなど学校の環境整備にも尽力しています


長年、環境整備に従事


ぱちぱち先生
4年生に朝学習でそろばんを月2回教えてくれます ※現在はコロナの影響で休止


おはなしぽっけ
毎月子どもたちがワクワクする話を用意して読んでくれます

バラエティ豊かな給食メニューで食育

2020 年には千葉県の水産物販売促進緊急対策事業の一環として、千葉県産伊勢エビを使ったスペシャルメニューが登場
三山東小学校では食育に力を入れています。授業で児童が「献立作り」に挑戦するほか、「読書給食」やブラジル料理、他県からの転校生があれば、その児童の郷土料理をメニューにすることも。さらには「校長先生のリクエストメニュー」や先生がかつて小学生だった頃に食べて今でも心に残っているメニューを再現する「先生の思い出メニュー」など、バラエティ豊かな給食メニューは子どもたちの給食への思いを育んでいます


6年生が考案したメニュー


読書給食『天空の城ラピュタ』の肉団子入りスープ


ブラジル揚げ餃子「パステル」

記者が感じた三山東小学校と地域の特徴

◎バルーンリリースにはコロナが収束したら何をしたいかメッセージを書いたそうですが、それに応えてくれる形で連絡がきたとのこと。学校の取り組みも素晴らしく、地域の方々の温かい眼差しを感じ、子どもたちが喜んだ姿が目に浮かびました。

◎『二宮神社七年祭』が開催されなかったとき、「オリンピックは開催されたのに~」と嘆いていたとのこと、いかに二宮神社が身近にあるのかを感じました。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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