2021年11月30日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

田喜野井小学校


高台に位置し、校庭から校舎までスロープを登る、校舎を見上げるようなロケーションになる

 昭和56年に開校した田喜野井小学校は、薬円台南小、前原小、二宮小から分離、当時1000人近い児童がいましたが、現在は各学年2クラスずつの343人で、300〜400人台を行ったり来たりしています。昨年度は創立40周年でした。

 丘の上にある学校になり周辺は坂が多く、学区は田喜野井から前原東が中心になります。昔からこの地に住み続ける戸建ての家庭が多く、両親も田喜野井小学校という家も多いそうです。

 今年度一番のニュースは、初エントリーした『いきいきちばっ子コンテスト「遊・友スポーツランキングちば」』の種目の一つ「みんなで短縄跳び」で千葉県1位と4位を勝ち取ったこと。校長の黒坂博幸先生は「体力向上を目指しての取り組みで、お互い励ましあって一生懸命取り組んでいました」と話します。

 4年生以上による吹奏楽部があり、コロナ前は、三田習地区社会福祉協議会開催の「三田習フェスティバル」で演奏していました。同様に、運動会で踊ったソーラン節を三田公民館で行われた地域の夏祭りで踊ったり、敬老会へも参加したりしました。

 学校ではスクールガードの協力はもちろん、コロナ前は保護者のボランティアによる「ぶんぶん」という読み聞かせが週1で全学年対象に行われていました。

 「コロナが落ち着いてきたこともあり、6年生のキャリア教育の一環でこれから地域の方々をゲストティーチャーとしてお呼びして、授業を展開していくという構想もあります」と黒坂校長は話します。

短縄跳びに初エントリー6年生が1 位と4 位に!

千葉県教育委員会では、児童生徒の体力向上と社会性の育成を目的に8つの運動種目に取り組む『いきいきちばっ子コンテスト「遊・友スポーツランキングちば」』を実施している。制限時間1分間で、1回旋1跳躍、前方回しの跳躍回数をカウントし、クラス全参加者の合計回数を実施人数で割った平均回数の記録を競うもの。田喜野井小では6年生2クラスを含む有志全7クラスが、種目の一つである「みんなで短縄跳び」にエントリーし、6年1組が188.1回で第1位、6年2組が167.5回で第4位に。見事快挙を成し遂げた


休み時間を使って、お互い励まし合いながら練習。体育館など室内で練習することも。2人組でお互いの数を数える

2週間の「ひるねタイム」試験的に導入!

「ひるねタイム」のしおり

4年生を対象に10月の2週間、昼休みにリッラクスできる音楽を流し10分の仮眠を取る「ひるねタイム」を導入した。船橋市の養護部会の研究対象の一つで、児童の睡眠時間の減少を危惧し、「夜しっかり寝ること」「質の良い睡眠を取ること」を重視し、午後の学習意欲の向上を図ることも目指している


また、同校では「いきいき☆たきのいっ子チェック表」を使い、年3回生活習慣を振り返っている。給食後の「歯みがきタイム」もあり、健康志向への取り組みが充実している

校内にミカンの生る木が!ミカンゼリーが給食に!

校内にミカンの木があり、給食委員がミカンをもいで、毎年ミカンゼリーを作って給食で提供される。なぜ校内にミカンの木があるのかは不明だという


校内のミカンの木のミカンゼリー

郷土資料室にはこの地域の生活文化の名残りが

地域の方々からの寄付された食器など、昔の生活用品などを展示している。剝製などもある

田喜野井公園で1年生が「木の実集め」

近隣の田喜野井公園は、田喜野井小学校の児童が放課後よく遊びに行く自然豊かな公園。1年生は生活科の授業で落ち葉やどんぐりを拾い、アート作品を仕上げている

記者が感じた田喜野井小学校と地域の特徴

◎周囲は坂道が多く、かつては建物が少なく畑が広がっていたところに、どんどん家が建ってきた場所。高い建物は建てられないエリアということで、マンションがほとんどなく、転校転入も少ないとのことでした。
◎郷土資料室には、地域の方々の、この地域の生活文化や歴史を伝え残していこうという思いが感じられました。
◎校内にミカンの木があり、そのミカンでゼリーを作って給食に出していること、ひるねタイムを導入していることに驚きました!

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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