2021年07月29日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

八木が谷小学校


住宅地の中にありながらも、広々とした校庭を持つ八木が谷小学校。来年には創立50周年を迎える

 八木が谷小学校は、三咲小学校から分離独立して昭和48年に開校しました。1500人以上の児童がいる年もありましたが、昭和52年に八木が谷北小、昭和58年には咲が丘小が新設されたことにより児童数は減少し、現在は各学年3クラス527人の児童が通っています。

 船橋北部の下総台地に位置し、畑や林が多い場所でしたが、昭和40年以降、畑を少しずつ切り拓き宅地化が進んだことから、周辺は狭く入り組んだ道路が多く、学校の周りは住宅地となっています。住宅地の中には公園も多く、通称「ホネホネ公園」や「ピーターパン公園」などがあり、放課後に子どもたちが遊ぶ様子が見られます。

 広々とした校庭には、開校当初に地域の人から寄贈された桜の木、体育館横には創立20周年を記念して作られた藤棚も。「地域の方や『おやじの会』によって手入れされていて、4月の桜、5月の藤、どちらも見応えがあります」と齋藤英和教頭。

 部活動は陸上競技部、ミニバスケットボール部、音楽(合唱)部があります。昨年は部活動だけでなく、いろいろな行事が中止になりましたが、今年度はボランティア団体「おはなしポッケ」による朝の読み聞かせが1年ぶりに再開され、1・2年生は紙芝居やお話に夢中になったようです。運動会も短時間でしたが開催。「おやじの会」の協力で、校庭の清掃、運動会の入退場門作りなども行われ、恒例の「八木が谷小音頭」は披露されませんでしたが、思い出に残る一日になったそうです。

大木の桜の木と藤棚が学校を彩る

寄贈された桜の木が大きく育ち、桜の開花時期は見事な花を咲かせている。「1本1本がとても大きいので見応えがあります。

平成4年の創立20周年記念で完成した藤棚も、今では立派に育ち、子どもたちもうれしそうに花を眺めて季節を感じていました」と齋藤教頭

廊下の天井の低さと防音対策が取られた窓の理由

下総航空基地の飛行機が近くを飛ぶことが多い時期があるため、窓の鍵は防音用の鍵が取り付けられている。また、教室より廊下の天井が低くなっているのは、天井部分に空調機器が設置されて教室内に空気を送り込む仕組みになっていたためである。現在は各教室にエアコンが設置されている

低学年に人気の「わんぱくランド」

すべり台や吊り橋なども設置されている遊具「わんぱくランド」は創立20周年で完成したもの。昼休みは低学年の子どもたちが大勢集まる場所だという。「おやじの会」がペンキ塗りもしてくれている


校庭の端から端まで色とりどりのタイヤがずらりと並んでいる

「ホネホネ公園」「ぐるぐる公園」…!学区内には公園が多数点在

上は通称「ぐるぐる公園」。下は魚の骨の遊具がある「ホネホネ公園」。さらに「ピーターパン公園」などのほか、八木が谷児童ホームもあり、放課後も元気に遊べる場所がたくさん

「資料室」には昔の道具

資料室には地域に住む人からの寄付で集められた昔の道具がたくさん並べられている。今では見られないダイヤル式の黒電話や足踏みミシン、ひな人形も展示されていた

七夕には願いを込めて

図書館前に設置された七夕。短冊にはコロナ禍の収束を願うものや修学旅行に行きたいとの願いも

手作り新聞もパソコンで作成

「給食は残さず食べて元気な子が多い」という6年生の授業風景。GIGAスクール構想(1人1台端末の使用)が進む中、タブレットを授業中に使用する風景が当たり前のようになってきている。運動会の新聞もパソコンで作成していた

手書きの教室案内

各教室に、児童による絵付きの紹介文が掲示されている。これは昨年度のもので、今年度も作成する予定

記者が感じた八木が谷小学校と地域の特徴

◎ 6 年生の集合写真撮影の際、きびきびとした行動が印象的だった。また、全員が最後にあいさしてくれてうれしかった。校内を撮影している際も、学年を問わず「こんにちは」とあいさつしてくれる子どもが多く、3つの「あ」の合言葉「あいさつ あんぜん あたたかい心」を大切にしていることが子どもたちからも伝わってきた。
◎「八木が谷小の特徴は?」と数人の先生に聞いたところ、全員が「桜の木」とのこと。40 年以上が経ち、古木になってきたようだが、ここまで大きな桜の木はなかなか見たことがないので、春にまた訪れたいと思った

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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