2021年07月05日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

塚田南小学校


鉄筋コンクリート造りの地上4階建て。屋上には太陽光パネルも備えた市内55番目の小学校

 今年4月に開校した、船橋市内の市立小学校として36年ぶりの新設校になる塚田南小学校。西部地域において増加する児童数に対応するため新設小学校の計画が決定。行田1丁目のAGCテクノグラス株式会社中山事業場跡地に校舎の建設が進められてきました。

 4月7日に2~6年生の児童が集まり開校式が行われ、校長の小池正樹先生が開校宣言をしました。4月9日には入学式を終え、1年生は8クラス259人、全体では30クラス904人でスタートしました。

 同校の学校教育目標は、「次代を担う子供たちの生きる力と夢を育む」。また同校には「3つのお願い」として、「笑顔いっぱい元気いっぱい挨拶をしましょう」「何事にも本気でチャレンジしましょう」「学校も友達も先生も大好きになってください」が掲げられています。5月18日には「開校記念式典」も開かれ、くす玉がきれいに割られました。

 学区は北本町と行田で、これまで市場小、行田東小、塚田小、船橋小、海神小、八栄小に通っていた児童が、4月から同校に通っています。5・6年生はそのまま元の小学校に通う選択もできました。

 学校を新設するに当たり、校歌と校章の応募があり、校歌は中嶋深雪さんと伊井大起さんの二人が作詞・作曲を共作し、校章はグラフィックデザイナー奥野和夫さんのものに決定しました。

校舎はカラフルで明るい印象

自然換気システム

風力や空気圧に合わせて自動的に開閉することで、効果的に自然換気を行うシステム。体育館と校舎階段上部にあり、自然風を効率よく取り込んでいる

開校式や開校記念式典など、開校初年度ならではの行事が続いた春

5月18日は開校記念式典が開催された。松戸徹船橋市長、船橋市議会議長・日色健人さん、松本文化教育長、小池正樹校長、児童代表によるテープカットが行われ、最後にくす玉を割り、大きな拍手のもと、閉会した


4月7日、2~ 6年生の参加のもと開校式が開かれた

プールは校舎の屋上に。図書室はカフェテリアのよう!

地域自治会による見守り

塚田地区連合自治会会長・川野友孝さんをはじめとする地域の自治会会長さんたち。各自治会は防犯灯の設置やスクールガードなどで子どもたちを見守っている

市内学校で初調理員の作業の様子が校舎内から見られる給食調理室

第1 回運動会「ふみだせ初めの一歩、心を燃やして歴史を創ろう」

1・6年の部、2・4年の部、3・5年の部に分けて開催。約3週間、教室や校庭で各学年練習を重ねたという

校章や校歌について

校章デザインは、112件の応募の中から、横須賀市在住のグラフィックデザイナー奥野和夫さんのデザインに決まった。舟の舳先(へさき)をイメージした塚田南の「つ」の字を放射状に並べ市の花「カザグルマ」の形に。4色の青が風車が回転するような動きを演出し、力を合わせて新しい学校を創っていく様子を表現。他校(海神南小、飯山満南小など)に習い、「南小」と縦に入る。同校に通学予定の児童および当該児童がこれまで通学していた学校職員を対象に、「校歌の歌詞に取り入れたい言葉」のアンケートが実施された。それらを参考に市の音楽担当の教員が校歌を制作した。作詞・作曲は、元海神小学校校長で現在は中野木小学校の音楽専科を務める中嶋深雪さん、市教育委員会指導課勤務の伊井大起さん二人の共作になる。 

 
記者が感じた塚田南小学校と地域の特徴

◎内覧会の取材で出会った山手三丁目東部自治会会長の小石和江さんは、開校記念式典では来賓席に座られていた。地域の自治会との関りがあってこそ、学校も子どもたちも守られていることを改めて感じた。
◎給食室の取材をした日、常連だという女子児童をはじめ数人の児童が給食調理室に来て調理員の様子に見入っていた。栄養士の鈴木知子さんは、「食育も兼ねたこの環境、ギャラリーがいて調理員もうれしいんですよ」と話す。相当のモチベーションになっているのではないかと思った。
◎運動会の取材では、3 週間の練習期間とは思えないほどの完成度で、懸命に踊る姿にこちらまで胸が熱くなった。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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