2020年08月02日 配信

各校ともに特色が違う市内の小学校。市内の小学校を巡りながら、各エリアの特徴も発見していきましょう!

夏見台小学校


ピンク色のポイントが目を引く校舎。銀色のスタッズのような飾りも特徴的。児童がかぶる学校指定帽の色は、紺色。

 今回訪れたのは、夏見台のバス通りから1本裏手へ、金杉町側の道沿いにある夏見台小学校です。開校は1973(昭和48)年、同校南側にある八栄小学校から分離開校しました。現在の児童は673人。特別支援学級のほか、今年度から自閉症情緒障害のクラスを開設。クラスは各学年3、4クラスとなっています。

 学区内には2つの大きな公園があり、長津川親水公園に加え、総合運動公園も。「市の駅伝大会前には、会場となる運動公園で何回も試走していますよ」と第20代校長の西郡佳よしこ香先生は秘策を明かします。

 「普段はPTAや地域の方との連携を大切にし、イベントなどもしていますが今は自粛ですね」とも。


手書きのイラストを使って作られた学区マップ
学区は夏見台1~6丁目と夏見町、行田町、前貝塚町、旭町の一部。夏見台団地や塚田駅周辺の集合住宅もあり、子どもも多いエリアとなっている

 
校庭

校章は夏見に住んでいた漆芸家が制作

中心には夏見の「な」の字、モチーフは「ひまわり」。制作者は漆芸家の三村比呂志(みむらひろし)氏(19211975)。昭和29年ごろから夏見に住んでいたという

道幅がなく交通量も多いためPTAも協力

学校周辺は、抜け道に使われる交通量の多い道。登校時はPTAが交代で馬柵を出して通行止めに。スクールガードと共に見守り活動をしています

部活動は吹奏楽部とミニバスケットボール部男女の3つ

ミニバスケットボール部も吹奏楽部も、同校の教師が顧問となって指導しています

特別支援学級の子どもたちも生き生き




学習特別支援学級がある同校では、今年から新しく「あおぞら」という集団行動が苦手な児童や、気持ちが落ちつかない児童を対象としたクラスを設置。通常級との行き来をするなど、1人1人に合わせた指導をしています

「待ち合わせは『きまりの塔』ね」

校庭に立っている時計は「きまりの塔」と名付けられている。集合場所の目印として「きまりの塔」が使われることが多いのだとか

校庭にあるこの門で隣りの公園へGO!

校庭の隣りには地域の公園が。休み時間にはグランドゴルフを楽しむ地域の方たちの隣りで、子どもたちが遊ぶ姿も。密を避けるために場所を借りています

密を避けるため給食時には3学級を4カ所に分散

感染症対策で、給食時には空いている教室を使って、児童を分散。配膳しやすい盛り付けにするなど工夫を凝らしている

学校図書館には絵本の主人公のぬいぐるみがたくさん!

学校司書の川崎典子先生は、絵本に出てくるキャラクターをぬいぐるみにするのが得意なんだとか。船橋の図書のマスコット「本の虫」もこのとおり!

記者が感じた
夏見台小学校と地域の特徴

◎縄文時代の遺跡が発掘されるなど、はるか昔から人々が暮らしていたといわれるエリアにある学校。校内には「八やさかえ栄北遺跡」の石碑もある
◎学区には集合住宅がたくさんあるが、旭町方面には畑も多い
◎学区内に大きい公園が2つあり、生活科(生き物はっけん)の授業の一環として、虫やザリガニなど生き物の採取や観察に親水公園まで出掛けることもある
◎広い校庭のほか、学校のすぐ隣りに緑地や公園など自然も多い
◎特別支援学級は、知的障害2組、自閉症情緒障害1組と充実している
◎学校の正門前に交差点があるため、PTAと連携し、地域のみなさんと子どもたちの安全を見守っている

校舎階段の踊り場には、卒業生がタイルで作った「ひまわり」のアートで彩られている

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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