2015年08月01日 配信

◆年間千人以上の特殊歯科診療を実施

船橋市さざんか歯科診療所(船橋市北部福祉会館内)では、心身障がい児(者)や在宅要介護高齢者など、一般歯科診療では治療することが困難な患者に対する歯科診療を船橋歯科医師会が木、土、日診療を行っており、今年で21年目を迎える。安全に診療を行うにあたり、東京歯科大学、日本歯科大学と連携し、小児歯科管理指 導医や全身管理を行う歯科麻酔管理指導医、歯科医師会会員の歯科医師3人体制で治療を行う。治療は診療所内、または診療所に来ることが困難な患者の場合は、毎週木、日訪問診療も実施する。26年度は心身障がい児(者)802人、在宅要介護高齢者は316人(内訪問診療は21人)の診療を行った。治療だけでなく、摂食嚥下機能障害者を対象にした機能訓練も実施。今年の4月からは船橋市栄養士会と連携し、栄養管理や嚥下機能に合わせた食形態の相談や、訪問摂食指導も開始した。

◆かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所10月に開設

団塊の世代が75歳を迎える2025年には、船橋市内の65歳以上の人口は2015年より 約1万2千人増加すると言われている。それに向けて、今まで以上に在宅介護・医療のサービスの充実が求められている。在宅で寝たきりになると、自分で歯を磨くことが難しく、歯の健康が阻害されることも多い。細菌が増えると肺炎や脳梗塞を引き起こすケースもあり、日々の口腔ケアが体調管理において重要といわれている。
今年の10月、新船橋にオープンする( 仮称)船橋市保健福祉センター内に新しくかざぐるま休日急患・特殊歯科診療所を開設する。そこでは、従来から日・祝日に行っている休日急患歯科診療所の機能の他に、在宅歯科医療の推進を目的とした訪問歯科診療を拡充した特殊歯科診療を水~土、実施する。「市民の方々の食べることの支援をしていきます。歯や口で困った事がありまし たらご相談下さい」と船橋歯科医師会長の齋藤俊夫さん。

【取材協力】船橋歯科医師会 船橋市

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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